【内視鏡クリニックの選び方】
~安心して検査を受けていただくために~
内視鏡検査は、胃がんや大腸がんなどの消化器疾患の早期発見・早期治療に不可欠です。
多くの方が検査に不安を感じるため、安心して質の高い検査を受けていただくには、ご自身に合ったクリニック選びが重要です。
医療機関の体制や方針を事前に確認し、快適な検査体験へと繋げましょう。
内視鏡クリニック選びのポイント
1. 専門性と経験豊富な医師
内視鏡検査の質は、医師の技術と経験に大きく左右されます。
特に大腸カメラ検査では、医師の技量が患者様の体感に直結します。
経験豊富な医師は、痛みを抑えながらスムーズに検査を進め、微細な病変を見つけ出す診断精度を高めます。
医師選びの明確な指標として、「日本消化器内視鏡学会認定の消化器内視鏡専門医」といった専門医資格の有無を
確認することが重要です。
これらの資格は、高度な知識と豊富な臨床経験を持つ医師に与えられ、厳格な症例数や学術活動が求められます。
専門医は、診断の正確性を高め、患者様の苦痛を最小限に抑え、安全性を確保することに長けています。
また、当院医師は軸保持短縮法を身につけておりますので、患者様の負担も軽減することが可能です。
※軸保持短縮法について
内視鏡検査は、胃や大腸の病気を早期に発見するためにとても大切な検査です。
仁愛堂クリニックでは、患者様の負担をできるだけ少なくするために、「軸保持短縮法(じくほじたんしゅくほう)」という特別な技術を使って検査を行っています。
◎軸保持短縮法とは?
内視鏡スコープを体内でたわませることなく、まっすぐな状態を保ちながら挿入していく方法です。
通常の挿入方法と比べて、スコープが腸管に無理な力をかけにくいため、以下のようなメリットがあります。
• 痛みの軽減: スコープがまっすぐ進むため、腸が伸ばされることによる痛みが大幅に和らぎます。
• 短時間での検査: スムーズにスコープを進められるため、検査時間を短縮できます。
• 安全性の向上: 腸への負担が少ないため、合併症のリスクを低減できます。
◎軸保持短縮法のメリット
この軸保持短縮法は、習得に時間と経験が必要な、専門性の高い技術です。
軸保持短縮法を習得している医師が検査を行うことで、患者様はより楽に、そして安全に検査を受けていただけます。
当院の医師は、この軸保持短縮法を習得しており、患者様が安心して検査を受けられるよう努めております。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお尋ねください。
2. 苦痛の少ない検査への配慮
「内視鏡検査は苦痛」という先入観は、検査を避ける大きな要因です。
この負担を軽減するため、仁愛堂クリニックでは鎮静剤の使用を推奨しています。
鎮静剤を使用することで、患者様はほぼ眠っているような状態で検査を受けられ、恐怖心や不快感が軽減されます。
検査後は、安全のため自転車、オートバイ、自動車等の運転はできませんので、公共交通機関や徒歩でのご来院をお願いしております。
また、当院では検査時に空気の代わりに炭酸ガス(CO2)を送気する装置を導入していますので、
検査後のお腹の張りや苦しさがほとんどありません。
また、当院では最新の内視鏡スコープを導入しております。しなやかで操作性がよく、こちらも苦痛の軽減につながります。
上部(胃カメラ)内視鏡検査には経鼻内視鏡を採用しております。
経口で検査する時よりも「オエッ」という感覚がないので楽に検査することができます。
3. 検査前準備の負担軽減
大腸内視鏡検査前の下剤服用は、患者様にとって大きな負担となることがあります。
仁愛堂クリニックでは、味や飲みやすさが改善されたものや、錠剤タイプなど、様々な種類の下剤を多数ご用意しています。
下剤の選択肢が多い当院であれば、患者様一人ひとりの体質やライフスタイルに合わせた対応が可能であり、
検査前の準備をより快適に進めることができます。
◎当院採用下剤一覧
マグコロールP(液剤) | スポーツ飲料風で飲みやすい | パックに水を1800mlまで入れ、2時間かけて飲みます。 飲み方の目安はコップ1杯(約200ml)を10分かけて飲みます。 (※当クリニックで最も使用している下剤になります。) |
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ニフレック(液剤) | スポーツドリンク系の味 | パックに水を2000mlまで入れ、2時間かけて飲みます。 飲み方の目安はコップ1杯(約180mL)を10分かけて飲みます。 最初の2~3杯は15分以上かけてゆっくり飲みます。 |
ピコプレップ(液剤) | オレンジジュース風味 | 水に溶かしたお薬150mlを前日の夜と当日の2回飲みます。 前日はお薬の後、透明な飲み物1250ml以上を2~3時間ほどで飲みます。 当日はお薬の後、透明な飲み物750ml以上を1~2時間ほどで飲みます。 |
モビプレップ(液剤) | やや酸っぱく濃いめの梅味風味 | パックに水を2000mlまで入れ、1000mlを1時間かけて飲みます。 飲んだお薬の半分量の水分を取ります。 飲み方の目安はコップ1杯(約180mL)を10分かけて飲みます。 |
サルプレップ(液剤) | レモン風味 | ペットボトル入りの製剤480mlを30分かけて飲みます。 その間に、飲んだお薬の倍量の水分を取ります。 最大960mlまでの服用をおこないます。 |
ビジクリア(錠剤) | 味はしません | 2000mLの水分と、錠剤50錠を2時間30分かけて飲みます。 飲み方は錠剤5錠をコップ1杯の水分(約200mL)で15分かけて飲み、 10回繰り返します。 |
4. 最新の医療設備と感染対策
内視鏡検査の診断精度と患者様の安全性を確保するためには、最新の医療設備と徹底した感染対策が不可欠です。
当院では、フジフィルム製の最新AI内視鏡システム「CAD EYE」を導入しており、高精細な画像とAIによる病変検出支援で、
微細な病変の早期発見に貢献します。
内視鏡検査は粘膜に直接触れるため、感染管理は極めて重要です。当院では、高水準消毒剤(過酢酸など)を使用し、日本消化器内視鏡学会のガイドラインに則った徹底的な洗浄・消毒システムを導入しています 。
これにより、肝炎ウイルス、HIV、結核など、内視鏡を介して感染を起こす既知の病原体すべてに対し殺菌効果が期待でき、
患者様の安全が確保されます。
5. 検査後のフォローアップと治療体制
内視鏡検査後、ポリープ切除や薬物療法などが必要になる場合があります。
当院では、検査だけでなく、診察・治療・フォローアップまでを一貫して対応しています。
これにより、通院の手間が減り、患者様と医療機関との間に信頼関係を築きやすくなります。
診断から治療、経過観察までを一つの医療機関で継続して受けられることは、患者様の不安を大きく軽減し、安心感を提供します。
6. クリニックの環境とスタッフの対応
クリニックの待合室は、清潔で整頓されていることが重要です。
また、座席の配置、快適な温度、静かな環境、温かみのある照明など、患者様がリラックスして待てる空間が提供されているかも重要です。
医師だけでなく、受付や看護師など、スタッフ全員の親しみやすく丁寧な対応が、患者様の安心感と円滑な医療の進行に繋がります。
患者様の痛みや不安を軽減するための説明や配慮を時間をかけて行うクリニックを選ぶことが重要です。
◎内視鏡クリニック選びのチェックリスト
項目 | 確認ポイント |
---|---|
専門医の在籍 |
日本消化器内視鏡学会専門医が在籍していますか? |
苦痛軽減への配慮 | 鎮静剤の使用について、選択肢と丁寧な説明がありますか? |
検査前準備の負担軽減 | 下剤の種類が豊富で、自分に合ったものを選べますか? |
最新の医療設備 | 最新のAI内視鏡や高画質システムを導入していますか? |
徹底した感染対策 | 内視鏡の洗浄・消毒は徹底されていますか? |
一貫した治療体制 | 検査後のポリープ切除など、一貫した治療体制がありますか? |
クリニックの環境 | クリニックの待合室は清潔で快適ですか? |
スタッフの対応 | スタッフの対応は丁寧で、安心して相談できますか? |
時間的な配慮 | 土日やモーニング検査など、時間的な配慮がありますか? |
仁愛堂クリニックが選ばれる理由
安心と質の高い内視鏡検査を
江戸川区を診療圏とする仁愛堂クリニックでは、これまでにご案内した内視鏡クリニック選びの重要なポイントをすべて満たし、
さらに患者様にご安心いただけるよう、以下の取り組みをしております。
1フジフィルムの最新AI内視鏡を導入
当院では、フジフィルム製の最新AI内視鏡システム「CAD EYE」を導入し、AIが病変の可能性のある箇所をリアルタイムで自動検出します。
これにより、微細な病変の早期発見に繋がり、より正確で質の高い診断を提供いたします。
2女性医師在籍
女性の患者様が安心して検査を受けられるよう、当院には女性医師が在籍しており、ご希望に応じて女性医師による検査をお選びいただけます。
3下剤を多数採用
大腸内視鏡検査前の負担を軽減するため、当院では複数の種類の下剤を豊富にご用意しております。
患者様一人ひとりの体質やライフスタイルに合わせて、最適な下剤を一緒に選択いたします。
4 大腸ポリープの日帰り手術
内視鏡検査中に大腸ポリープが発見された場合、その場で安全に日帰りでの切除が可能です。
これにより、患者様の身体的・時間的負担を大幅に軽減し、検査から治療までを一貫して対応いたします。
5胃・大腸同日検査可能
当院では、胃と大腸の内視鏡検査を同日に受けていただくことが可能です。
これにより、複数回の来院や準備の手間を省き、効率的かつ身体的負担の少ない形で検査を完了いただけます。
6 鎮静剤使用により苦痛の少ない内視鏡検査
当院では、患者様の状態を細かくモニタリングしながら、鎮静剤を使用した内視鏡検査を積極的に行っております。
ほとんど眠っているような状態で検査が終了するため、痛みや不快感をほとんど感じることなく、安心して検査を受けていただけます。
検査後は、安全のため乗り物の運転はできませんのでご注意ください。
7当日検査可能
腹痛や胃痛、腹部違和感のある患者様、または緊急性のある患者様で、お食事をしていない場合は、当日検査可能です。
事前にお電話にてご確認お願い致します。
8 モーニング大腸内視鏡検査
午前中に大腸内視鏡検査を完了したい方のために、モーニング検査の枠を設けております。
午後の時間を有効活用でき、お仕事やご家庭の都合に合わせやすいため、特に忙しい方々にとって大変便利な選択肢です。
9土日検査可能
平日がお忙しい方のために、土曜日・日曜日も内視鏡検査に対応しております。
大切な予定を調整することなく、ご自身のペースで検査を受けていただけます。
10健康診断の二次検査
健康診断で異常を指摘された方、特に胃や大腸の精密検査が必要とされた方のために、当院では二次検査にも迅速かつ丁寧に対応しております。
健診結果をお持ちいただければ、専門医が丁寧にご説明し、適切な内視鏡検査を実施いたします。
おわりに
皆様の健康のために
仁愛堂クリニックでは、患者様一人ひとりに寄り添い、安心して質の高い内視鏡検査を受けていただけるよう、医師・スタッフ一同、日々研鑽を積んでおります。
ご自身の健康状態に不安がある方、内視鏡検査をご検討中の方は、どうぞお気軽に当院にご相談ください。
丁寧なカウンセリングを通じて、患者様のご不安を解消し、最適な検査計画をご提案させていただきます。
私たちは、患者様が納得し、安心して検査に臨めるよう、十分な説明と同意(インフォームド・コンセント)を何よりも大切にしています。
消化器疾患の早期発見・早期治療の重要性を改めて強調し、定期的な内視鏡検査が皆様の健康維持と、健やかで充実した日々を送るために不可欠であることを心よりお伝えいたします。
~~監修 医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医~~
仁愛堂クリニックでは地元の江戸川区平井、江戸川区小松川、墨田区立花、墨田区文花、墨田区墨田、はもちろんですが、JR総武線の近隣駅である亀戸、錦糸町、両国、浅草橋、秋葉原、新小岩、小岩、千葉県の市川、本八幡、西船橋、船橋、津田沼、東武亀戸線の東あずま、亀戸水神、小村井、曳舟、東京メトロ半蔵門線押上、住吉、東武スカイツリーライン、東向島、鐘ヶ淵、からも診察や内視鏡(胃カメラ・大腸カメラ)受診目的でご来院していただいております。また、江東区大島、東大島、西大島、墨田区江東橋、墨田区業平、墨田区横川などからの患者様もいらっしゃいます。
遠方の方やご自宅での下剤服用に不安がある方でも安心して内視鏡検査を受けていただくために、院内にも下剤服用スペースを準備しております。また、内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)の開始時間のご相談にも可能な限り対応させていただいておりますので、ご希望の方はお気軽にご相談ください。
当院は
・JR総武線平井駅北口徒歩4分です。改札を出て正面に看板があります。
北口ロータリーを超えて、3つの横断歩道を超えて、蔵前橋通りに出ます。
蔵前橋通り沿いにある小松川信用金庫本店とタイムズ駐車場の間にある細道を進み、区立平井保育園を超えたところです。
・東あずま駅より徒歩約10分。
東あずま駅を出て、丸八通りを越えて、しばらく直進し、平井橋を渡ります。さらに直進し左手側に自動車整備会社(はい屋モーター株式会社)のある交差点を左折。少し先の諏訪神社を超えてすぐ右折したところです。のぞみ薬局平井店の隣になります。