消化器内科で多い病気は?

1.消化器内科とは?専門医が解説する主な病気と早期発見の重要性

消化器内科の専門分野は非常に広範です。口から肛門まで続く食べ物の通り道(消化管)や、消化・代謝に関わる肝臓、胆のう、膵臓といった臓器の病気を扱います。

具体的には、腹痛、胃もたれ、胸やけ、吐き気、下痢、便秘、血便、黄疸(おうだん)など、日常的によくある症状から、生命に関わる重篤な病気まで、多岐にわたる疾患に対応しています。

特に、近年では食生活の欧米化や高齢化に伴い、生活習慣病と関連する消化器疾患が増加傾向にあります。

2. 消化器内科でよく見られる主な病気

消化器内科で特に頻繁に診断される病気をいくつかご紹介します。これらの病気は、軽症から重症まで幅広いですが、共通しているのは、適切な時期に診断・治療を開始することが非常に重要だという点です。

 

・感染性胃腸炎
ウイルス(ノロウイルス、ロタウイルスなど)や細菌(サルモネラ菌、O157など)による感染症で、突然の下痢や嘔吐、腹痛、発熱が主な症状です。特に冬場に流行する傾向があり、脱水症状に注意が必要です。

 

・胃・十二指腸潰瘍
胃や十二指腸の粘膜が深く傷つき、ただれた状態になる病気です。みぞおちの激しい痛みや吐き気、出血を伴うこともあります。主な原因は、ピロリ菌感染やストレス、**非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)**などの薬剤です。

 

・逆流性食道炎
胃酸が食道に逆流することで、食道に炎症が起こる病気です。胸やけ、酸っぱいゲップ、喉の違和感、胸の痛みなどの症状が現れます。食生活の変化(脂質の多い食事など)や肥満、加齢が原因で発症しやすくなります。

3. 日本人に多い消化器がんについて

日本において、消化器がんは非常に身近な病気です。中でも胃がんと大腸がんは、新規罹患数・死亡数ともに上位に位置しています。

 

・大腸がん
大腸がんは、日本で最も患者数が多いがんの一つです。初期にはほとんど自覚症状がなく、便潜血検査などで偶然発見されることが多いです。進行すると、血便、便通異常(便秘・下痢)、腹痛、体重減少などの症状が現れます。大腸の粘膜にできる大腸ポリープががん化することがあるため、ポリープの段階で発見し切除することが、大腸がんの予防につながります。

 

・胃がん
かつては日本人に最も多いがんの代表でしたが、近年は減少傾向にあります。しかし、依然として年間約11万人が新たに診断されており、注意が必要です。ピロリ菌の除菌治療や、定期的な内視鏡検査による早期発見・早期治療が非常に重要です。

4. 受診を迷う症状とその判断基準

これらの臓器の病気は、初期には症状が出にくく、気づかないうちに進行していることがあります。

 

・肝炎・肝硬変

肝臓に炎症が起こる病気で、B型・C型といったウイルス性肝炎、アルコール、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)などが原因となります。慢性化すると肝硬変、さらには肝がんへと進行するリスクがあります。

 

・胆石症・胆のう炎
胆のう内にコレステロールなどが固まってできる胆石が原因で、右上腹部の激しい痛みや発熱を引き起こすことがあります。

 

・膵炎・膵がん
膵臓は消化酵素を分泌する重要な臓器です。膵臓の炎症(膵炎)や膵がんは、背中の痛みや黄疸などの症状で気づかれることがありますが、初期発見が難しい病気としても知られています。

5. 早期発見と予防のための検査・生活習慣

消化器の病気を重症化させないためには、早期発見と予防が何よりも大切です。

 

・定期的な健康診断と検査
内視鏡検査(胃カメラ、大腸カメラ)は、がんやポリープを直接目で確認できる最も効果的な検査です。

特に40歳を過ぎたら、定期的に検査を受けることをお勧めします。

便潜血検査は、大腸がんのスクリーニングとして有効です。

血液検査や腹部超音波検査も、肝臓や膵臓などの病気の早期発見に役立ちます。

 

・日々の生活習慣の見直し
バランスの取れた食事を心がけ、脂質やアルコールの過剰摂取を控えましょう。

適度な運動は、腸の動きを活発にし、便秘予防にもつながります。

禁煙や節酒は、多くの消化器疾患のリスクを低減します。

十分な睡眠とストレス管理も、消化器の健康を保つために重要です。

6. まとめ:気になる症状があれば、まずは専門医へ

消化器内科でよく見られる病気は、初期には自覚症状が少ないことが多く、進行してから気づくケースも少なくありません。「腹痛が続く」「胃もたれがする」「便の様子がおかしい」「体重が急に減った」など、いつもと違う体調の変化があれば、自己判断せずに、お早めに消化器内科の専門医にご相談ください。

 

当院では、最新の内視鏡システムや画像診断機器を導入し、患者様一人ひとりに合わせた丁寧な診療を行っています。

皆様の健やかな生活をサポートできるよう、専門医が誠実に対応いたします。些細なことでもお気軽にご相談ください。

◎迷ったらまずはご相談を!皆様の健康を地域で支える「かかりつけ医」へ

 「消化器科と胃腸科の違い」という素朴な疑問から始まりましたが、いかがでしたでしょうか?

私たちの体は、不調のサインを通して大切なメッセージを送ってくれています。

そのサインに気づき、早めに対処することが、病気の予防や早期発見に繋がります。

どこに相談すれば良いか分からない」「こんなこと聞いていいのかな?」と迷うことがあれば、どうぞお気軽に仁愛堂クリニックへご相談ください。

 

当院は、江戸川区平井をはじめ、葛飾区新小岩、江東区亀戸、墨田区立花、錦糸町地域の皆様の「かかりつけ医」として、患者様の症状にしっかりと耳を傾け、必要に応じて適切な検査や治療をご提案いたします。

皆様が健康で笑顔あふれる毎日を送れるよう、スタッフ一同、全力でサポートさせていただきます。ご自身のため、そして大切なご家族やご友人のためにも、どうぞお気軽にご来院ください。

仁愛堂クリニックでは地元の江戸川区平井、江戸川区小松川、墨田区立花、墨田区文花、墨田区墨田、はもちろんですが、JR総武線の近隣駅である亀戸、錦糸町、両国、浅草橋、秋葉原、新小岩、小岩、千葉県の市川、本八幡、西船橋、船橋、津田沼、東武亀戸線の東あずま、亀戸水神、小村井、曳舟、東京メトロ半蔵門線押上、住吉、東武スカイツリーライン、東向島、鐘ヶ淵、からも診察や内視鏡(胃カメラ・大腸カメラ)受診目的でご来院していただいております。また、江東区大島、東大島、西大島、墨田区江東橋、墨田区業平、墨田区横川などからの患者様もいらっしゃいます。
遠方の方やご自宅での下剤服用に不安がある方でも安心して内視鏡検査を受けていただくために、院内にも下剤服用スペースを準備しております。また、内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)の開始時間のご相談にも可能な限り対応させていただいておりますので、ご希望の方はお気軽にご相談ください。
当院は
・JR総武線平井駅北口徒歩4分です。改札を出て正面に看板があります。
北口ロータリーを超えて、3つの横断歩道を超えて、蔵前橋通りに出ます。
蔵前橋通り沿いにある小松川信用金庫本店とタイムズ駐車場の間にある細道を進み、区立平井保育園を超えたところです。
・東あずま駅より徒歩約10分。
東あずま駅を出て、丸八通りを越えて、しばらく直進し、平井橋を渡ります。さらに直進し左手側に自動車整備会社(はい屋モーター株式会社)のある交差点を左折。少し先の諏訪神社を超えてすぐ右折したところです。のぞみ薬局平井店の隣になります。

仁愛堂クリニック 診療時間 TEL:0120-905-728 お電話でのお問い合わせはこちら 内視鏡検査専用TEL:0120-905-728
仁愛堂クリニック 診療時間 TEL:0120-905-728 お電話でのお問い合わせはこちら 内視鏡検査専用TEL:0120-905-728