消化器専門外来

消化器専門外来のご案内

当院の消化器専門外来では、胃、食道、腸など、消化器に関する様々なお悩みや症状に対応しております。患者様の不安を少しでも和らげ、安心して治療を受けていただけるよう、専門的な知識と経験を持つ医師が、診察から検査、治療までを一貫してサポートいたします。

2012年9月3日、江戸川区平井の旧武田内科医院にて新しいクリニックをオープンします。
主な診療科目は内科一般、リハビリテーションですが、特に消化器内科(胃腸科・内視鏡科)、糖尿病内科に力を入れております。
平井の地域に根付いた医療を提供し、患者様皆様に、ここで治療を受けてよかった、またこのクリニックにかかりたいと思って頂ける様、スタッフ一同、精一杯頑張っていきたいと思いますので、是非ともよろしくお願い致します。

医師

院長 小林 俊一

札幌医科大学医学部卒業。日本鋼管病院で初期研修後、東大宮総合病院にて消化器内科医として勤務。その後、西村記念病院、行徳アフター5クリニック院長を経て、仁愛堂クリニックを開院。

所属学会
  • 日本内科学会 内科認定医
  • 日本消化器病学会
  • 日本消化器内視鏡学会
総武線各駅 平井駅からのルート

北口徒歩4分です。総武線平井駅を改札を出て正面に看板があります。

このような症状でお悩みではありませんか?

もし以下のような症状がございましたら、お一人で抱え込まず、どうぞお気軽に当院の消化器専門外来へご相談ください。

早期に適切な診断と治療を行うことで、症状の改善や病気の進行を防ぐことにつながります。


吐き気や嘔吐、胸やけがする
胃やお腹の痛み、違和感が続く
便秘や下痢を繰り返している、便に血が混じっている
食欲がない、体重が減ってきている
健康診断で便潜血陽性や胃の異常を指摘された
げっぷがよく出る、胃がもたれる
喉の違和感、食べ物のつかえ感が長期間続く
胸の痛み、酸味や苦みのあるものが込み上げる
便が黒い

 

消化器専門外来で対応する主な疾患

当外来では、上記のような症状から考えられる様々な消化器疾患の診断と治療を行っています。
食道: 逆流性食道炎、食道がん など
胃・十二指腸: 胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がん、胃ポリープ、ピロリ菌感染症、機能性ディスペプシア など
大腸: 便秘、下痢、過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病、大腸ポリープ、大腸がん など

当院の消化器専門外来の特徴

患者様に安心して医療を受けていただくために、当院の消化器専門外来にはいくつかの特徴がございます。

専門医による質の高い診療
消化器病の専門知識と豊富な経験を持つ医師が、お一人お一人の症状や状態に合わせた丁寧な診察と的確な診断を行います。

女性医師在籍
当院には内視鏡検査専門の知識と豊富な経験を持つ女性医師が在籍しているため、女性の方も安心して検査を受けていただけます。

ワンストップでの診療体制
診察から、必要に応じた胃カメラや大腸カメラなどの精密検査、そしてその後の治療まで、全て当院で一貫して対応することが可能です。これにより、複数の医療機関を受診する手間を省き、スムーズな治療を受けていただけます。

通いやすい環境
お忙しい方でも受診しやすいよう、平日は19時まで受付しておりますので、学校帰りや仕事帰りの方でも対応可能です。また、土曜日や日曜日も診療や内視鏡検査に対応しております。診察や検査に関しては24時間いつでもウェブからのご予約が可能ですので、患者様のご都合の良い時間にご予約いただけます。

最新の医療機器を導入
より正確な診断と質の高い治療を提供するために、常に最新の医療機器、AI内視鏡機器の導入など、特に高精度の内視鏡検査機器を導入しております。

当院の内視鏡検査について【胃の内視鏡検査】

胃の内視鏡検査は、食道、胃、十二指腸の粘膜を直接観察できる非常に重要な検査です。小さなポリープやごく初期の胃がんを内視鏡検査で発見した場合、内視鏡による手術だけで根治できるようになってきています。
胃がんは進行してしまうと、開腹手術や抗がん剤治療、放射線治療が必要になることがあります。これらは患者様のお身体だけでなく、生活全体に大きな負担をかけるつらい治療です。内視鏡検査は、病気が進行する前に見つけて治療するための何よりの予防策と言えるでしょう。
この地域にお住まいの方が、つらい治療や手術を受けずに済むよう、当院では内視鏡検査による早期発見に力を入れています。胃がんは特に症状が現れずに早く進行してしまう場合もありますので、胃に不快な症状がない場合でも、定期的な検査をおすすめいたします。
できれば30代のうちに一度内視鏡検査を受け、40代になったら年に一度の検査を受けてご自分のお身体をいたわるとともに、ご家族に安心をプレゼントしてあげてください。また、ご家族に胃がんになった方やピロリ菌に感染している方がいる場合には、年齢にかかわらず検査が必要です。
このような方に胃の内視鏡検査をおすすめします
・長期間にわたって胸焼け・げっぷが続いている方
・胃もたれ・胃痛などの症状が長期間続いている方
・家族や親戚にピロリ菌の感染者がいる方
・家族や親戚に胃がんになった方がいる方
・食事の塩分量が多い方
・タバコやアルコールを摂取する習慣がある方
・40歳以上で一度も検査を受けたことがない方

バリウム検査と胃内視鏡検査

バリウム検査は大きな病変を見つけるためには役立ちますが、小さな病変を正確に診断する助けにはなりません。バリウム検査を受けて「要精密検査」となった場合には必ず内視鏡検査を受けることからもそれは明白です。

バリウム検査の弱点

1.直接、粘膜を観察するわけではないので、早期がんを見落としやすいことがあります。
2.バリウム検査はレントゲンで撮影するため、放射線被ばくのリスクがあります。
3.ピロリ菌検査を別に受けなければならないため、二度手間になることがあります。
4.胃がんになりやすい粘膜(萎縮粘膜)かどうかの診断が不可能です。

当院の胃内視鏡検査の特徴

当院では、患者様が安心して検査を受けられるよう、様々な工夫を凝らしています。


POINT1 経鼻という「鼻」から挿入する検査なので「オエッ」としにくい!
歯ブラシを奥まで押し込むと「オエッ」と反射が起こります。舌の付け根にはこの反射神経が多数存在しています。経鼻内視鏡検査は鼻から挿入するので、口からの内視鏡と違って舌の根本に触れることがなく、「オエッ」とすることなくスムーズに胃までカメラが到達します。極細でしなやかなファイバーですので、操作性が高く、患者様の負担を大幅に軽減できます。
POINT2 検査時間は約5分!
最新の内視鏡システムにより精密な画像で観察できるため、当院での胃内視鏡検査所要時間は約5分です。検査は時間が長ければ長いほどお身体にも負担がかかるものです。正確でスピーディな検査で患者様に余計な負担をかけないよう心がけています。
POINT3 細かい病変もはっきり確認!
画質がクリアで従来の内視鏡よりもはっきりと病変が確認できる最新の富士フイルム製内視鏡(LASEREO VP-7000)やCMOSイメージセンサーを導入しています。富士フイルム製内視鏡(LASEREO VP-7000)は、画像を調整して病変の性質や広がりを正確に診断できるFICEという画像処理システムや、近景から遠景までの幅広い観察が可能なカメラなどにより、見落とされやすい早期がんの発見が可能です。カメラの視野や水分の吸引力も経口内視鏡と同等に向上していますので、検査時間がより短くなり、お身体への負担を減らしています。CMOSイメージセンサーは、皆さんがお使いのスマートフォンのカメラにも使われている最新の技術です。これにより、従来の胃カメラに比べてはるかに高画質で鮮明な映像を映し出すことができるようになりました。胃の中の小さな変化も見逃しにくくなり、より正確な診断につながります。加えて、内視鏡のファイバースコープもより細く、しなやかになりました。これにより、挿入時の不快感を軽減し、患者さんへのご負担を少なく、スムーズに検査を受けていただけます。さらに、高画質になっただけでなく、映像のノイズも減らすことができ、特殊な光(FICE画像)を使った観察では、腫瘍などの病変をより鮮明に確認し、その境界もはっきりと捉えることが可能です。
また、当院では、最新のAI技術を用いた内視鏡診断支援機能「CAD EYE™(キャド アイ)」を導入し、胃内視鏡検査の精度をさらに高めています「CAD EYE™(キャド アイ)」の特徴は、病変の見落としを減らすサポート、
病変の種類をすばやく判断するサポートが可能であることです。内視鏡画面で病変が疑われる箇所を自動で検出し、枠表示と音で医師に知らせます。これにより、これまで以上に病変の見落としを減らし、より詳細な検査が可能になります。また、病変を映し出すと、CAD EYE™がその種類(良性・悪性など)を判断する手助けをします。種類に応じて色を変えて表示されるため、医師はより迅速かつ正確に診断できます。

当院の内視鏡検査について【大腸の内視鏡検査】

大腸内視鏡検査では、腸の粘膜をすみずみまで直接観察できるので、小さなポリープなどの病変を見つけることができます。大腸がんの約85%は、良性のポリープから進展してがんを発症すると言われています。そのため、ポリープを早期に発見して切除することで、大腸がんにならずに根治する可能性が高くなるのです。
辛いがん治療を受けないために、早期発見は最大の予防です。食事やライフスタイルが欧米化したことで、大腸がんは日本人の死因の上位にランクインするようになってきています。大腸がんはとても怖いイメージがありますが、そのほとんどは、大腸ポリープが大きくなるにつれてがん化したものです。症状のないうちから定期的に大腸内視鏡検査を受けてポリープの段階で発見し、ポリープを切除してしまえば、大腸がんのほとんどは未然に防ぐことができるのです。
大腸はヒダが何層にも重なっているため、ヒダの奥に隠れているポリープなどの発見が難しいのですが、当院では最新機器を導入し、見落としの少ない検査を行っています。大腸がんは、進行してから発見された場合、手術や抗がん剤というつらい治療が待ち受けています。そうなれば生活への支障も大きくなります。内視鏡にて治療を受けて治すためには、「早期発見」が何より重要ですから、定期的に検査を受けることを強くおすすめしています。

このような方に大腸内視鏡検査をおすすめします
明らかな症状がある場合はもちろん検査が必要ですが、ご家族や親戚に大腸がんの患者様がいる場合には、40歳を過ぎたら一度は検査を受けるようにしてください。また、ポリープを既に発見されている場合、ポリープができやすい体質だと言えますので、最低でも2年に1回は内視鏡検査を受ける必要があります。ポリープができたらすぐに内視鏡で切除することで、大腸がんになることを未然に防ぎ、健康を守ることができます。
・便秘や下痢が続いている方
・便が細くなったと感じる方
・血便が出た方
・家族や親戚に大腸がんの方がいる方
・お肉や脂っぽい食事が好きな方
・タバコやアルコールを摂取する習慣がある方
・40歳以上で一度も検査を受けたことがない方
・お腹がよく張る、よくガスが出る方
・急に体重が減った方

便潜血検査を受けたら安心だと考えるのは危険です

便潜血検査を受けて何年も陰性が続き、一度陽性が出て来院された方が進行がんだったというケースもあります。たとえ2回法の便潜血検査であっても、進行がんの10%は陰性、早期がんの50%は陰性と出てしまうという報告もあります。ポリープや早期がんは出血しないケースが多く、また進行がんでも検査をしたその時に出血していなければ陰性になる場合があります。便潜血検査の結果だけで安心してしまうより、万が一を考えて定期的な大腸カメラ検査を受けるようにしましょう。

当院の大腸内視鏡検査の特徴

当院では、患者様が安心して検査を受けられるよう、様々な工夫を凝らしています。

POINT1 痛みの少ない挿入方法
当院の内視鏡挿入法は「無送気軸保持短縮法」を採用しています。これは腸に負担をかけないよう、丁寧にたたんでゆっくり挿入するため、痛みが少なく、強い鎮静剤も必要ない方法です。また、空気を入れないので、お腹も張りにくく、体への負担が少ないのが特徴です。他院の検査で痛みが強かったという方は、一度当院の検査を受けてみてください。きっと驚くほど痛みが少ないはずです。

POINT2 CMOSイメージセンサーを搭載した内視鏡
従来のCCDカメラに比べてより高画質かつ鮮明に病変を映し出すCMOSイメージセンサーを用いて、より精度が高く見落としにくい検査を実現しています。挿入するファイバースコープもより細くしなやかですから、挿入性と操作性が向上し、患者様への負担がより少ない検査を可能にしています。また、高画質化だけでなくノイズ低減も実現していますので、FICE画像による腫瘍病変の発見、そして病変部の境界視認に関してもより鮮明に観察可能です。

POINT3 従来に比べ飲む量を少なくできる腸管洗浄液
検査前に大量の腸管洗浄液を飲むのが大変という声にお応えし、飲む量が少ない腸内洗浄液「ピコプレップ」もご用意しています。ニフレックやマグコロールPでは、約2リットルを飲む必要がありましたが、ピコプレップはたった150ミリリットルを2回だけです。その他は、お好きな水、お茶、スポーツドリンクを飲むことで検査が可能です。ピコプレップは味もオレンジ味で大変飲みやすいですが、ニフレックの方が飲みやすいと言う方には、ニフレックをお選びいただく事も可能です。

POINT4 軽い鎮静剤を使用するので、痛みや不快感がほとんどありません
痛みをほとんど感じず身体に優しい「無送気軸保持短縮法」にて検査を行いますが、当院ではさらに軽い鎮静剤も併用しています。ウトウトしている間に検査が終了しますので、「検査が怖い」と感じてしまう方にもおすすめできます。

POINT5 コールドポリペクトミーによる出血リスクの少ない即日ポリープ切除で大腸がんを根治!
大腸がんはポリープががん化することで起こることが多いため、ポリープ切除は将来の大腸がんリスクを大幅に減らします。内視鏡のポリープ手術は開腹の必要がなく、お身体に負担をかけません。また、当院では、高周波通電(電気メス)を用いないコールドポリペクトミー(非通電切除)を導入しています。これは電気メスを使わず、表面の薄い層をはがし取るような切除術で、術後の出血といったリスクを軽減します。欧米では大腸ポリープ切除において主流になっています。

POINT6 炭酸ガス送気でお腹の張りなどの不快感を抑え、更に楽になっています
検査時にヒダのある腸のすみずみまで観察するためには、空気を送り込んでヒダを伸ばす必要があります。当院では、お腹にたまって苦しい空気ではなく、吸収の早い炭酸ガスを送る内視鏡用炭酸ガス送気装置「GW-100」を導入しています。炭酸ガスは空気に比べて約200倍吸収が早いため、お腹の張りがすばやく解消し、不快感を軽減します。また、検査後、おならとして出ていく量も激減します。

POINT7 経験豊富な医師による検査
内視鏡検査の経験豊富な医師が責任を持って丁寧に検査しています。特に経鼻内視鏡検査は、これまで消化器科の医師が必要とされてきた知識や技術では対応できないものですから、技量によって精度や快適さに大きな差が出てしまいます。当院では数多くの検査を行ってきた医師が担当しますのでご安心いただけます。
・令和3年実績: 年間3,228例の内視鏡検査、726例の大腸ポリープ切除の実績

POINT8 大腸内視鏡検査で飲む下剤の量をできるだけ減らしています
腸内がきれいになっていなければ見落としが発生する可能性がありますが、飲む下剤の量が多いのはとても苦しいものです。当院では患者様お一人おひとりに合わせて必要最小限の下剤の量を見極めています。また、味の好みでも選べるようにしてよりストレスのない検査を心がけています。

POINT9 洗浄・消毒の徹底
苦しくないこと、精度が高く正確な診断ができることは内視鏡検査においてとても重要なポイントです。そして、もうひとつ、忘れてはならないのが器具の徹底した洗浄と消毒です。当院では、厚生労働省のガイドラインに則った手洗い・機械洗浄・超音波と3種類の洗浄と消毒を、決められた手順に沿って厳しく行い、ダブルチェックにより安全性を高めています。

POINT10 細くしなやかなスコープで患者様の苦痛をやわらげます
従来よりもカメラが細くなり挿入性が向上されたことで、患者様にとって楽な検査ができます。内視鏡自体は細いまま高画質を実現しているので、正確な診断とともに患者様の負担が少ない検査をすることが可能です。POINT11 検査した医師がしっかりご説明します

POINT11 検査した医師がしっかりご説明します
実際に検査を行っていない医師による説明では、内容が正確に伝わりにくいものです。当院では詳細な画像をご覧いただきながら、検査した医師が状態をしっかりお伝えしています。

POINT12 消化器内視鏡技師、内視鏡専門医師による万全の検査体制
日本消化器内視鏡学会認定の消化器内視鏡技師の資格を持つスタッフが検査をサポートし、内視鏡の専門医師によるチームで検査を行います。

POINT13 AI内視鏡診断支援機能「CAD EYE™(キャド アイ)」を用いた最新の検査
当院では、富士フイルムが開発したAI技術を用いて大腸ポリープなどの病変検出および腫瘍性・非腫瘍性の鑑別を支援する内視鏡診断支援機能「CAD EYE™(キャドアイ)」を用いた大腸内視鏡検査を行っています。CAD EYE™は、AIを使った画像認識機能によって、優れた精度で病変部を検出することができます。
病変検出支援機能: 内視鏡画面内に病変と思われる箇所を検出すると同時に、対象エリアを枠で囲って表示し、検出音で医師に注意を促します。これにより、従来の内視鏡検査と比べ、より病変を見逃しにくい検査が可能となりました。
疾患鑑別支援機能: 病変と思われる箇所を映すことで、その箇所が何の疾患であるかを鑑別結果として表示することができます。また、病変部は鑑別結果に応じて異なる色で表示されるため、医師はより早く、正確に視認することができます。

当院では熟練の内視鏡専門医による検査に加え、AI内視鏡による病変検出、疾患鑑別サポートにより、従来よりもさらに病変の見逃しを減らし、早期から大腸癌を検出することが可能になりました。これからも患者様皆様がより安全に、より安心のある内視鏡検査を目指して参ります。

大腸ポリープ切除について

大腸ポリープ切除について
大腸ポリープはがん化しやすいのですが、それだけに内視鏡検査でポリープを発見して切除することは大腸がんの効果的な予防法となります。当院では、検査でポリープが見つかった場合、同日に日帰りで内視鏡によるポリープ切除手術を行っています。日帰りできるほどお身体に負担のない切除を行っていますし、入院の必要がないため、時間や経済的な負担も軽減できます。

安全なポリープ切除のために
ただし、安全にポリープを切除することを最優先しますので、大きいポリープや多発しているポリープの場合、腸に穴が開くリスクを抑えるため手術を2回に分けたり、入院設備があって信頼できる病院をご紹介して切除したりする場合もあります。
協力・提携医療機関: 東京逓信病院・葛西昌医会病院・江戸川病院・西村記念病院・東京都立墨東病院・東京東病院・同愛記念病院・あそか病院など。

大腸ポリープが見つかったら
大腸ポリープはがん化しやすい特徴を持っていますが、適切な切除を行うことで完治できますし、40代以上の3人に1人の割合でポリープが見つかるほどありふれたものでもあります。小さなものであれば検査同日に日帰り切除が可能です。大きくても開腹手術ではなく内視鏡で手術できるケースが増えており、その場合には数日間の入院となります。当院では検査前に同日手術についてしっかりお伝えして、ご質問にもお応えしていますのでご安心ください。

ポリープの切除方法
大きいポリープほど血管が豊富ですから従来通り電気メスを使って止血しながら切除しています。小さいポリープは手術後の出血・穿孔が少ないコールドポリペクトミーを用いて合併症を起こしにくくしながら安全に切除するようにしています。

・有茎性ポリープの場合: ある程度大きなポリープの場合には、内視鏡を通して、針金(スネア)をポリープにかけ、そこに高周波電流を流す電気メスで切り取ります。切除後の傷口はクリップをかけて閉じ、切ったポリープを回収して顕微鏡による病理検査を行います。大きなポリープであっても血管を焼きながらポリープを切るため手術中の出血を抑えながら切除することが可能です。

・無茎性・亜有茎性ポリープの場合(内視鏡的粘膜切除術-EMR): 茎がないポリープは、生理食塩水をポリープの下の粘膜下層に局所注射し、ポリープを持ち上げることで大腸に穴が開くことを防いでいます。局所注射後の処置は、有茎ポリープと同様です。

コールドポリペクトミー(非通電切除)は、高周波通電(電気メス)を用いない最新の大腸ポリープ手術法です。高周波を用いたこれまでのポリープ切除に比べ、術後の出血や穿孔リスクが少ない方法です。電気メスを使わず、コールドスネアという特殊なワイヤーを用いて、表面を薄く1枚はぎ取るように粘膜を切除します。血液がサラサラになる薬を服用している方でも、術後の出血リスクが低いという報告がされています。これにより、小さなポリープの切除がより安全に行えるようになっています。また、非通電ですから、心臓ペースメーカーや金属製ステントを装着していても安全にポリープ切除が行えます。切除の際に少量の出血はありますが、数分で自然止血するため、クリップによる止血も基本的には必要ありません。

胃カメラと大腸カメラの同日検査も可能

胃と大腸の内視鏡検査を同日に行うことができるので、お忙しい方に時間的なご負担をかけません。土曜日・日曜日の同日検査も行っています。
※胃カメラの場合は当日朝の食事を抜いていらしていただくだけで受けられますが、大腸カメラは前日に下剤を飲んでいただく必要があるため、検査日の2日以上前に一度ご来院いただく必要があります。

ご予約について

気になる症状がございましたら、お電話またはウェブサイトからお気軽にご予約ください。
ご不明な点がございましたら、いつでもお問い合わせください。

内視鏡検査のご予約はこちらから

仁愛堂クリニック 診療時間 TEL:0120-905-728 お電話でのお問い合わせはこちら 内視鏡検査専用TEL:0120-905-728
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