仁クリブログ

2025.02.06更新

【内視鏡検査の重要性】
内視鏡検査とは
内視鏡検査とは、先端に小型カメラのついた細長い管(内視鏡)を、口や鼻、肛門から挿入し、食道、胃、十二指腸、大腸などの消化器系を直接観察する検査です。内視鏡検査は、以下の点で非常に重要な役割を果たします。

 

1. 早期発見・早期治療
• 消化器がん(胃がん、大腸がんなど)は、早期発見・早期治療が最も重要です。内視鏡検査では、ごく小さな病変や、粘膜のわずかな変化も見つけることができます。
• 早期に発見されたがんは、内視鏡的に切除できる場合もあります。
• 症状がない早期の段階でがんを発見できる可能性が高まります。

 

2. 精密な診断
• 内視鏡検査では、病変の大きさや形状、色調などを詳しく観察できます。
• 必要に応じて、組織を採取(生検)して病理検査を行うことで、確定診断が可能です。
• 炎症や潰瘍、ポリープなどの良性疾患の診断にも役立ちます。

 

3. 治療

• 内視鏡検査は、診断だけでなく、治療にも用いられます。
• ポリープ切除や止血術など、内視鏡的に治療できる疾患も多くあります。
• 手術に比べて、体への負担が少なく、回復も早いというメリットがあります。

 

4. 予防
• 内視鏡検査は、消化器疾患の予防にも役立ちます。
• ピロリ菌感染の有無や、胃炎、大腸ポリープの有無などを確認できます。
• これらのリスク因子を早期に発見し、適切な対策をとることで、将来の疾患発症を予防できます。
内視鏡検査を受けるタイミング
• 症状がある場合は、速やかに医療機関を受診し、医師と相談してください。
• 症状がない場合でも、定期的な内視鏡検査が推奨されます。
• 特に、40歳以上の方や、家族に消化器がんの既往歴がある方は、定期的な検査を受けることが大切です。

 

その他
• 内視鏡検査は、安全に行われる検査ですが、合併症のリスクもゼロではありません。
• 検査を受ける際は、医師から検査内容やリスクについて十分な説明を受け、納得した上で検査を受けましょう。
内視鏡検査は、消化器系の健康を守るために非常に重要な検査です。定期的に検査を受け、健康な生活を送りましょう。

 

☆内視鏡検査のご予約はこちらから☆

 

 

 

 

★内科専門医により総合医療、全人的医療を提供している仁愛堂クリニックです。

 総武線平井駅から徒歩4分と近いので、ぜひご来院ください。

 

2025.01.16更新

【逆流性食道炎について】

 

【逆流性食道炎】についてのよくあるご質問をQ&Aでまとめてみました。

 

Q .逆流性食道炎とは何ですか?


A,  逆流性食道炎とは、強い酸性の胃液や胃で消化される途中の食物が、食道に逆流して、食道が胃酸にさらされびらんや炎症を起こします。胃酸によって活性化されたタンパク質分解酵素が食道を傷つけます。
胃から食道への逆流が繰り返し起こると、食道の粘膜にただれや潰瘍が生じ、胸やけや呑酸などの不快な症状が起こります。これが「逆流性食道炎」です。


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Q, 逆流性食道炎の症状は?


A.  逆流性食道炎の症状として、胸やけ、ゲップ、口の中が苦くなる、酸っぱいものが込み上げるなどがあります。
こうした典型症状以外にも、胸の痛みや、左耳、左腕の放散痛など、非典型的な痛み症状もあり、狭心症など心臓の病気と紛らわしい場合もあります。
また逆流性食道炎を起こす人は胃酸の量が多くなっている場合も多く、胃のムカつきや胃もたれ、上腹部痛の症状を伴うことも多いです。


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Q、逆流性食道炎の原因は何ですか?


A,  逆流性食道炎の原因として刺激の強い食べ物の摂取、過度のストレス、加齢、姿勢や、太りすぎ、食べ過ぎなどが挙げられます。
辛い物やコーヒー、アルコール、油物はとり過ぎると胃が刺激され、過剰な胃酸分泌を促してしまいます。
ストレスも胃酸の分泌を招く原因となります。
夜遅くに食事をとる方、食後にすぐに横になったり、亀背の方は胃酸が逆流しやすい状態になってしまいます。


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Q,逆流性食道炎になった場合、どんな検査をしますか?


A, 逆流性食道炎の検査として、当院では胃内視鏡検査(胃カメラ)を行っています。
内視鏡で直接食道を観察することで、食道炎の有無や、バレット食道や食道がんの有無を診断できます。
まれに内視鏡で食道粘膜が正常でも、胃酸の逆流症状を伴う場合があり、これを非びらん性胃食道逆流症と言います。
内視鏡の所見と胃酸の逆流症状は必ずしも相関しないと言われています。

 

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Q,逆流性食道炎にならない為に、何か予防とか食事で気をつけなくちゃいけない事ありますか?


A, 逆流性食道炎の予防には食生活にも気を付けましょう。
一度に食べ過ぎず、ゆっくりと噛んで食べるようにしましょう。
お酒やたばこなどの嗜好品、炭酸飲料やコーヒーの摂り過ぎ、胃酸の分泌をうながす香辛料は、調子の悪い時はなるべく控えましょう。
食べてすぐ横になったりすると、食べ物が胃の中に停滞し、逆流しやすくなります。食後は最低でも1時間は横にならないようにし、また就寝前の食事はなるべく避け、食べるとしても少ない量にしましょう。
背筋が曲がっていると、胃酸が逆流しやすくもなります。普段から背筋をまっすぐ伸ばすように心掛けましょう

 

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Q,食生活を気を付ける以外、お薬の治療とかありますか?


A、食生活を正しても症状の改善が認められない場合は、薬物治療になります。
胃酸を抑える薬や、胃の動きを良くして逆流を抑える薬、胃の粘膜を保護する薬などがあります。
その他にも、ストレスから胃酸の量が増えている場合には安定剤や抗うつ薬など、いくつかの薬を組み合わせながら治療する場合もあります。
ピロリ菌感染がある場合は除菌治療もおこないます。
飲み薬は効果が良く、継続して使えば症状が落ち着く場合が多いです。
しかし薬をやめてしまうと、普段の食生活などが改善しない場合、再燃することが多いです。うまく付き合っていかないといけない病気ですね。
自己判断で薬をやめないようにして、必ず医師の指示を守って薬を飲みましょう!

 

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Q,逆流性食道炎から食道がんになることはありますか?


A, 逆流性食道炎の合併症で怖いのが食道がんです。
慢性的に食道の粘膜が胃酸でさらされると、食道の粘膜はバレット食道と言われる特殊な粘膜へ変化してしまいます。
バレット食道は通常の食道粘膜に比べて、癌の発生母地になりやすいと言われています。
その他の合併症として、慢性的な咳、痰症状を起こしたり、就寝時に胃散の逆流が強くなるために睡眠障害を起こす場合もあります。


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★逆流性食道炎でお困りの際は、ぜひ仁愛堂クリニックへご相談ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

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総武線平井駅から徒歩4分と近いので、是非ご来院下さい。

 

仁愛堂クリニック 診療時間 TEL:0120-905-728 お電話でのお問い合わせはこちら 内視鏡検査専用TEL:0120-905-728
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