仁クリブログ

2025.06.30更新

【7月の啓蒙キャンペーン】


当院「仁愛堂クリニック」が属する医療法人社団 俊爽会では患者様の健康意識を高め、健康寿命を伸ばしていただくための取り組みを行っております。

7月の取り組みは、

 

夏の内視鏡月間 「胃・大腸内視鏡検査」


です。

 


定期的に内視鏡検査を受けることで胃や大腸の健康状態を評価し、胃がん・大腸がんの早期発見や治療を行うことが出来ます。

◆胃内視鏡検査(胃カメラ)とは?

胃痛や胃もたれ、胸やけなどの症状の原因を調べるために行う検査です。
また、日本人にもっとも多いと言われる胃がんの早期発見・早期治療のためにも、40歳を過ぎたら、年に1度は検査を行いましょう。


20250630

 


◆大腸内視鏡検査(大腸カメラ)とは?

大腸ポリープ、大腸がんなどの早期発見・治療に用いられる検査です。
大腸全体を詳しく観察できるため、小さな病変や出血の様子なども確認することができます。大腸がんの85%が良性のポリープから進展してがんを発症する為ポリープのうちに発見し切除すれば、大腸がんにならず根治できる可能性が高くなります。

 

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【キャンペーン価格】7/1~8/31予約分まで

 

★胃内視鏡検査
22000円 → 20000円(税込)(自費)
★大腸内視鏡検査
28000円 → 25000円(税込)(自費)
★胃・大腸内視鏡検査
48400円 → 44000円(税込)(自費)

 

 

 

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〈内視鏡診断支援機能「CAD EYE™(キャド アイ)」を用いた最新のAI内視鏡検査〉

 

仁愛堂クリニックでは、富士フイルムが開発したAI技術を用いて大腸ポリープなどの病変検出および腫瘍性・非腫瘍性の鑑別を支援する内視鏡診断支援機能「CAD EYE™(キャドアイ)」を用いた大腸内視鏡検査を行っています。
CAD EYE™は従来型の内視鏡検査とは異なり、AIを使った画像認識機能によって、優れた精度で病変部を検出することができます。
当院では熟練の内視鏡専門医による検査に加え、AI内視鏡による病変検出、疾患鑑別サポートにより、従来よりもさらに病変の見逃しを減らし、早期から大腸癌を検出する事が可能になりました。
これからも患者様皆様がより安全に、より安心のある内視鏡検査を目指して参ります。

 

 

◆江戸川区で内視鏡を受けるなら当院で・・・◆

 

見落としの少ないAI内視鏡で是非内視鏡検査をしてみませんか?

 

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(キャンペーンでご予約する場合は、胃内視鏡ドック、大腸内視鏡ドック、胃・大腸内視鏡ドックを選択して下さい)

 

お電話での予約は right arrow 03-3613-5548

 

 




身近に接する私たちと共に始めよう!!
健康意識改革!!











 

 

 

 

 

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2025.06.28更新

【つらい夏バテを乗り切る食事と生活習慣のコツ】


日本の夏は、蒸し暑く、体力を奪われがちです。梅雨が明けると同時に本格化する猛暑は、私たちの体に大きな負担をかけ、「夏バテ」と呼ばれる様々な不調を引き起こします。だるさ、食欲不振、倦怠感といった全身症状に加え、吐き気、胃もたれ、下痢、便秘など、消化器系のトラブルに悩まされる方も少なくありません。

 

夏バテの主な原因は、以下の3つが挙げられます。

 

1自律神経の乱れ: 室内と屋外の温度差、冷房による冷えなどで自律神経が乱れ、体温調節がうまくいかなくなります。これにより、胃腸の働きも低下しやすくなります。

 

2水分・ミネラル不足: 大量の汗をかくことで、体内の水分や電解質(ミネラル)が失われます。特に消化液の分泌にも影響が出ることがあります。

 

3食欲不振による栄養不足: 暑さで食欲が落ち、素麺や冷たいものばかり食べてしまいがちです。これにより、必要な栄養素が不足し、疲労感が蓄積します。

 

これらの原因によって、消化器にも負担がかかります。

 

食欲不振: 胃腸の動きが鈍くなり、食べ物を受け付けにくくなります。
胃もたれ・吐き気: 消化不良を起こしやすくなります。

下痢・便秘: 自律神経の乱れや冷えにより、腸の働きが不安定になります。
夏バテ対策の鍵は「消化器への優しさ」
夏バテを乗り切るためには、いかに消化器に負担をかけず、効率よく栄養を摂取するかが重要です。

 

胃もたれ・吐き気・消化不良が治らず、しばらく症状が続く場合は、当院で胃カメラを!

 

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・食事で消化器をいたわる
消化の良いものを中心に
主食: お粥、うどん、雑炊など、胃に優しい炭水化物を選びましょう。
タンパク質: 鶏むね肉、ささみ、白身魚、豆腐、卵など、脂質の少ない良質なタンパク質を積極的に摂りましょう。
野菜: 煮物やスープなど、火を通して柔らかく調理した野菜が良いでしょう。
冷たいものの摂りすぎに注意: 冷たい飲み物や食べ物は、胃腸を冷やし、消化機能を低下させます。常温か温かいものを意識して摂りましょう。

香辛料は控えめに: 刺激の強い香辛料は、胃腸に負担をかけることがあります。食欲増進のために少量使う程度に留めましょう。

少量ずつ回数を分けて: 一度にたくさん食べるのではなく、少量ずつ回数を分けて食べることで、胃腸への負担を軽減できます。

旬の食材を取り入れる: 夏野菜には、体の熱を冷ます作用や水分を補給する効果が期待できます。(例:きゅうり、なす、トマトなど)

 

【おすすめ食材】

梅干し: 唾液の分泌を促し、消化を助けます。疲労回復効果も期待できます。
ショウガ: 体を温め、血行促進効果があります。食欲不振時にもおすすめです。
発酵食品: ヨーグルト、味噌、納豆などは腸内環境を整え、免疫力アップにも繋がります。

 

【具体的な献立例】

朝食: おかゆ(卵・梅干し添え)+味噌汁
昼食: 具だくさんのうどん(鶏肉、わかめ、野菜入り)
夕食: 鶏むね肉の蒸し料理or白身魚の煮付け+温野菜+豆腐の味噌汁
間食: バナナ、ヨーグルト、消化の良いゼリーなど

・適切な水分補給
「喉が渇いた」と感じた時には、すでに体は脱水状態にあります。喉が渇く前に、こまめに水分を補給しましょう。

理想的な飲み物: 水、麦茶、カフェインの少ないお茶(ほうじ茶など)。
スポーツドリンク・経口補水液: 大量に汗をかいた時や、食欲不振で食事が摂れない時には有効です。ただし、糖分を多く含むものもあるので、飲みすぎには注意が必要です。
冷やしすぎない: 常温または少し冷やした程度のものをゆっくりと摂りましょう。

 

・ 生活習慣で自律神経を整える
十分な睡眠をとる: 睡眠不足は自律神経の乱れに直結します。質の良い睡眠を心がけましょう。
冷房の温度設定に注意: 室内外の温度差が激しいと自律神経が乱れやすくなります。冷房は26~28度を目安にし、直接風が当たらないように工夫しましょう。

軽い運動を取り入れる: ウォーキングやストレッチなど、無理のない範囲で体を動かすことは、自律神経のバランスを整え、食欲増進にも繋がります。ただし、暑い時間帯は避けましょう。

入浴の習慣: シャワーで済ませがちですが、夏こそ湯船にゆっくり浸かるのがおすすめです。ぬるめのお湯(38〜40℃)に10〜20分程度浸かることで、全身の血行が促進され、疲労回復やリラックス効果が得られます。

趣味やリラックスタイムを持つ: 自分の好きなことをする時間を作り、心身をリフレッシュさせましょう。
デジタルデトックス: 寝る前にスマートフォンやPCの使用を控えることで、質の高い睡眠に繋がります。


こんな症状が出たら当院を受診しましょう
・食欲不振が長く続く
・体重が減少している
・激しい腹痛や嘔吐がある
・血便や黒い便が出た
・高熱が続く

 

これらの症状が見られる場合は、夏バテ以外の病気が隠れている可能性もあります。

夏バテは、体が暑さに適応しようとする中で起こる一時的な不調です。しかし、消化器に負担をかけすぎると、より症状が悪化したり、回復に時間がかかったりすることがあります。

今回ご紹介した食事や生活習慣のコツを参考に、ご自身の体調に合わせて無理なく実践してみてください。暑い夏を健康に乗り切り、楽しい思い出をたくさん作りましょう!

 

 

〈 医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医 〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2025.06.23更新

【女性医師による内視鏡検査:安心と専門性で選ばれるクリニック】


内視鏡検査は、胃や大腸の病気の早期発見に非常に有効な検査ですが、「苦しい」「恥ずかしい」といったイメージから、ためらってしまう方も少なくありません。特に女性の場合、男性医師に抵抗を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

当クリニックでは、女性医師による内視鏡検査を提供しており、女性の患者様にも安心して検査を受けていただける環境を整えています。

 

★女性医師だからこそ提供できる「安心」★


◆デリケートな悩みを相談しやすい:  異性には話しにくい生理的な悩みや、過去の検査での不快な経験など、女性医師には気兼ねなくご相談いただけます。
◆共感と配慮に基づいた診療:  女性ならではの視点で、患者様の不安や緊張に寄り添い、きめ細やかな配慮を心がけています。
◆リラックスできる環境:  安心して検査に臨んでいただけるよう、プライバシーに配慮した空間と、温かい雰囲気づくりを大切にしています。
◆経験豊富な女性医師による「専門性の高い検査」: 当クリニックの女性医師は、内視鏡検査における豊富な経験と高い専門知識を持っています。

◆正確で丁寧な検査:  最新のAI内視鏡システムを導入し、精度の高い検査で病変を見逃しません。
◆苦痛の少ない検査:  鎮静剤の使用や、患者様のご希望に合わせた検査方法の提案など、できる限り苦痛を軽減するための工夫をしています。
◆分かりやすい説明:  検査結果は、丁寧に、分かりやすくご説明いたします。疑問や不安な点も、納得いくまでご質問いただけます。


「このような方におすすめです」
●男性医師による内視鏡検査に抵抗がある方
●安心してデリケートな相談をしたい方
●内視鏡検査が初めてで不安を感じている方
●苦痛の少ない内視鏡検査を受けたい方


当クリニックでは、女性医師が患者様一人ひとりに真摯に向き合い、安心で質の高い内視鏡検査を提供いたします。

 

【江戸川区で女性医師による大腸カメラ検査をご希望の方は、ぜひ当院へ。】

 

内視鏡検査をご検討中の方は、どうぞお気軽にご相談ください。

 ご予約・お問い合わせはこちらまでdown arrow  

ご予約・お問合せの時は、女性医師希望とお伝え下さい。

◎内視鏡予約は right arrow こちらからクリックして下さい。

 お電話での予約は right arrow 03-3613-5548

 

20250623

 

 

『 医療法人社団 俊爽会 理事長 小林 俊一

日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医 』

 

 

 

 

 

 

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2025.06.23更新

こんにちは、事務スタッフの大山ですbutterfly
先日、【エンタイビオ点滴静注用300㎎、皮下注108㎎ペン・シリンジ】について勉強会がありましたので、この度患者さんにブログで案内することになりました。

 

 2025/06/232025/06/23

↑勉強会の様子です!!

 

※潰瘍性大腸炎の方向けに、47都道府県ご当地のお土産で、脂質が5g以内の目安量が書いてあるお土産図鑑ファイルが本棚に置いてあります
この疾患をお持ちでない方も診察の待ち時間に是非、読んでみてください!!

 2022/06/232025/06/23


「エンタイビオ点滴静注用300㎎とは」
ベドリズマブ(遺伝子組換え)を有効成分とする注射薬です。
主に、既存の治療で効果が不十分な中等症から重症の潰瘍性大腸炎の治療および維持療法に用いられます。

 

 

適応病名:潰瘍性大腸炎

 

★用法・用途
【エンタイビオ点滴静注用300㎎】
通常、成人にはベドリズマブ(遺伝子組換え)として1回300mgを点滴静注します。初回投与後、2週、6週に投与し、以降は8週間隔で点滴静注します。

 

【皮下注108㎎ペン・シリンジ】

通常、成人はベドリズマブ(遺伝子組換え)として1回108mgを2週間に1回、皮下に注射します。

 

皮下注製剤との違い
エンタイビオには点滴静注用の他に皮下注製剤があります。

・点滴静注用: 医療機関で、30分以上かけて点滴投与されます。初回投与とその後の間隔が皮下注と異なります。

・皮下注: ご自身または介護者が、適切な指導を受けた後に行うことができます。維持療法として、通常2週間に1回投与します。
※点滴静注用は、通常、治療導入期に用いられることが多いです。その後、治療反応が認められた場合などに、医師の判断で皮下注製剤に切り替えることがあります!

 

 

〖副作用〗
0.1~5% 0.1未満
精神神経系 頭痛
消化器 悪心
呼吸器 口腔咽頭痛、咳嗽
皮膚 発疹、そう痒症
筋・骨格系 関節痛、背部痛、四肢痛
その他 発熱、気管支炎、上気道感染、インフルエンザ、副鼻腔炎、疲労 鼻咽頭炎
などがあります!

 

 

★重篤な副作用
まれに起こる重篤な副作用について、改めて詳しくご説明します。これらの副作用は、頻度は低いものの、起こると重篤な状態につながる可能性があるため、注意が必要です。

 

 

♠反応(アナフィラキシーなど)
• 症状: 全身のかゆみ、じんましん、喉のかゆみ、声のかすれ、くしゃみ、鼻水、息苦しい、呼吸困難、顔面蒼白、唇や舌の腫れ、ふらつき、意識の低下、動悸など。

 

 

♠重篤な感染症
★エンタイビオは免疫の働きを一部抑える可能性があるため、通常よりも感 染症にかかりやすくなることがあります。
「症状の例」
・肺炎: 発熱、咳、痰、息切れ、胸の痛みなど
・敗血症: 高熱、悪寒、だるさ、意識の混濁など
・結核: 咳、痰、発熱、寝汗、体重減少など

 

 

♠進行性多巣性白質脳症(PML)

・PMLは、免疫力が低下した患者さんにまれに起こる脳の感染症です。
・症状の例: 手足の麻痺、感覚障害、歩行困難、視力障害、認知機能の低下、言語障害など。

 

 

♠間質性肺疾患
・肺の組織に炎症が起こる病気です。
・症状の例: 咳、息苦しい、発熱など。
★上記症状が現れた場合は、医師に相談してください!

 

 

★まとめ
「最近、便に血が混じる」「下痢が続いてつらい」「お腹が痛む」といった症状はありませんか?
これらの症状は、潰瘍性大腸炎とよく似ています。潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜に炎症が起こる病気で、適切な診断と治療が大切です。
最新のAI内視鏡システムを使用し、経験豊富な内視鏡専門医師が患者様の苦痛を少なく楽な、大腸内視鏡検査を実施します!
診断の結果に基づき、患者様一人ひとりの症状や状態に合わせた最適な治療計画をご提案します。
薬物療法はもちろん、必要に応じて食事指導なども行い、症状の改善などをサポートします!
潰瘍性大腸炎(IBD)、クローン病等の治療は消化器内科専門医、江戸川区平井の仁愛堂クリニックまでお気軽にご相談下さい!!

 

 

 

 

~~医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医~~

 

 

 

 

 

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2025.06.15更新

【お腹が張って苦しい・・・】

 

お腹の張りは、医学的には「腹部膨満感(ふくぶぼうまんかん)」と呼ばれ、さまざまな原因によって引き起こされます。主な病態としては、消化管にガスが過剰に溜まることや、胃腸の動きが悪くなることが挙げられます。


◆病態

1. ガスによるもの

最も多い原因の一つで、消化管内で発生したガスがうまく排出されずに溜まってしまう状態です。これは「鼓腸(こちょう)」とも呼ばれます。
● ガス産生の過剰:
*呑気症(どんきしょう):食事の際に空気を大量に飲み込んでしまうことで、胃や腸に空気が溜まります。ストレスや早食いが原因となることが多いです。
*腸内細菌叢の変化:悪玉菌が増えることで異常発酵が起こり、腐敗ガスが過剰に発生することがあります。
*食事内容:食物繊維や糖質を多く含む食品、乳製品(乳糖不耐症の場合)などがガスを増やしやすい傾向があります。
●ガス排泄量の低下:
*消化管運動機能の低下:ストレスや不規則な生活、運動不足などにより、腸のぜん動運動が低下し、ガスが排出されにくくなります。
* 便秘:便が腸に溜まることで、ガスの通り道が妨げられます。
* 過敏性腸症候群(IBS):精神的ストレスなどが原因で、腸の機能異常が起こり、便秘や下痢とともにガスの貯留が生じやすくなります。
* 腸閉塞(イレウス):何らかの原因で腸の内容物が通過できなくなる状態です。重度の腹痛や嘔吐を伴い、緊急性が高い病態です。


2. 液体貯留によるもの
腹腔内に水が溜まる「腹水」も、お腹の張りの原因となります。これは、肝硬変や心不全、がんなどが原因で起こることがあります。


3. 臓器の腫大・腫瘍などによるもの
胃や腸、子宮、卵巣などの臓器が炎症を起こしたり、腫瘍ができることで膨らみ、お腹の張りを感じることがあります。妊娠もこれに該当します。


4. 消化機能の低下によるもの
暴飲暴食、不規則な食生活、ストレスなどにより胃腸の働きが低下し、消化不良が起こることでお腹の張りが生じることがあります。



◆症状
お腹が張って苦しい、重い感じ: 最も典型的な症状です。お腹全体がパンパンに張っているように感じたり、胃や腸にものが詰まっているような重苦しさを感じたりします。
• お腹がゴロゴロ鳴る: 腸内でガスや消化物が移動する際に音が鳴ることがあります。
• おなら(ガス)が出やすい、または出にくい: ガスが溜まっている場合はおならが出やすくなることがありますが、腸の動きが悪いとガスが排出されにくくなり、さらに張りが増すことがあります。
• げっぷが多い: 呑気症などで空気を多く飲み込んでいる場合、げっぷとして排出されることがあります。
• お腹が実際に膨れる: 見た目にもお腹が膨らんでいることがわかります。特に食後や夕方になると顕著になることがあります。
• 胃が重苦しい、不快感がある: 胃の運動機能が低下している場合に見られる症状です。
残便感: 便秘を伴う場合、排便後もすっきりせず、便が残っているように感じることがあります。
• お腹の違和感、不快感: 特定の痛みではないものの、何となくお腹に違和感がある状態です。
便秘や下痢を伴う: 腸の機能異常や疾患が原因の場合、便通異常と同時に張りが現れることがあります。



[注意が必要な症状(医療機関受診の目安)]


お腹の張りが単なる食べ過ぎや一時的なものではなく、以下のような症状を伴う場合は、できるだけ早めに当院を受診して下さい。


• 激しい腹痛や持続する腹痛: 特に痛みが強くなったり、悪化したりする場合。
• 吐き気や嘔吐: 特に便やガスが全く出ない状態で吐き気や嘔吐がある場合は、腸閉塞の可能性があり緊急性が高いです。
• 発熱: 感染症や炎症を起こしている可能性があります。
• 体重減少: 特に意図しない体重減少は、重大な病気のサインであることがあります。
血便や黒いタール便: 消化管からの出血が疑われます。
• 便やガスが全く出ない: 腸閉塞の可能性があります。
• お腹が硬い、カチカチに張っている: 腹膜炎など、緊急性の高い状態が考えられます。
• 張りが何週間も続く、慢性化している: 生活習慣の改善だけでは治らない場合や、疾患が隠れている可能性があります。
• 食欲不振: 食欲が著しく落ちている場合。
• むくみ、息苦しさ: 腹水や他の臓器の病気が関連している可能性があります。
これらの症状が見られる場合は、自己判断せずに速やかに当院を受診し、適切な検査と診断を受けるようにしてください。


◆検査
お腹の張りで当院を受診した場合、医師はまず症状や既往歴、生活習慣などを詳しく聞き取る問診を行い、その上でお腹を触診して張りの状態や圧痛の有無を確認します。これらの情報から、どのような検査が必要か判断されます。考えられる原因によって、以下のような検査が検討されます。


1. 一般的な検査
• 血液検査:
*炎症の有無(CRPなど)
* 貧血の有無
* 肝機能、腎機能、膵臓の機能異常
*電解質バランス
*必要に応じて、腫瘍マーカーやピロリ菌抗体などを調べることもあります。
• 尿検査: 尿路系の異常がないかを確認します。


2. 画像検査
• 腹部レントゲン検査:
*お腹にどれくらいガスが溜まっているか、便が停滞しているかを確認するのに非常に有効です。
*腸閉塞の有無を判断する際にも重要です。
• 腹部超音波(エコー)検査:
*肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓などの臓器の状態をリアルタイムで観察できます。
* 腹水の有無や、各臓器の腫れ、腫瘍、結石などを確認できます。
*腸閉塞の顕著な所見や、便秘の程度も確認できることがあります。
• 腹部CT検査:
* お腹全体を網羅的に確認できる検査で、より詳細な情報が得られます。
*各臓器の異常、腫瘍の有無、腹水、腸閉塞の部位や原因などを確認するのに役立ちます。緊急性が高い場合や、より詳しく調べる必要がある場合に検討されます。

★CT検査が必要の場合は、近隣の検査センターを紹介させていただきます。


3. 内視鏡検査
消化管そのものの異常を直接確認するために行われます。
胃内視鏡検査(胃カメラ):
* 食道、胃、十二指腸の粘膜を直接観察します。
*胃炎、胃潰瘍、逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、胃がんなどの有無を確認できます。
*必要に応じて組織を採取(生検)し、病理検査を行うことで確定診断に繋がります。
大腸内視鏡検査(大腸カメラ):
*大腸全体の粘膜を直接観察します。
*便秘やガス貯留の原因となる腸の機能異常、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病など)、ポリープ、大腸がんなどを確認できます。
* こちらも必要に応じて生検を行います。


4. その他の検査
• 便検査: 潜血の有無や、便の性状を確認します。


「検査の選択」
どの検査を行うかは、問診や診察で得られた情報(症状の持続期間、痛み、体重減少、便通異常の有無など)と、医師の判断に基づいて決められます。例えば、ガス貯留や便秘が疑われる場合はまずレントゲン検査や超音波検査を行うことが多く、より詳細な原因や重篤な疾患が疑われる場合は内視鏡検査やCT検査が検討されます。
お腹の張りが続く、他の症状を伴うなど気になる場合は、早めに当院を受診して相談しましょう。


★当院では、最新内視鏡を導入しスコープが細く、柔らかく痛みが少なく、胃・大腸カメラが同時に検査できます。

予約はこちらから↓↓↓


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〈電話〉 03-3613-5548

 

◆治療
お腹の張りの治療は、その原因によって大きく異なります。まず、医療機関で正確な診断を受けることが重要です。原因が特定できれば、それに合わせた治療が行われます。


• 便秘:
*生活習慣の改善: 食物繊維や水分を十分に摂る、適度な運動をする、規則正しい排便習慣をつける。
* 薬物療法: 便を柔らかくする薬(酸化マグネシウムなど)、腸のぜん動運動を促す薬、便秘薬などが処方されます。
過敏性腸症候群(IBS):
*薬物療法: 腸の動きを調整する薬、下痢や便秘を改善する薬、ガスを抑える薬、精神的なストレスが原因の場合は抗うつ薬などが用いられることもあります。
• 腸閉塞(イレウス): → 近隣の病院を紹介致します。
* 緊急処置: 鼻から胃までチューブを挿入して腸内容物を排出する、点滴による水分・栄養補給が行われます。
* 手術: 癒着によるものや腫瘍が原因の場合は、手術が必要になることがあります。
胃炎・機能性ディスペプシア・逆流性食道炎:
*胃酸分泌抑制薬: 胃酸の分泌を抑える薬(PPI、H2ブロッカーなど)が用いられます。
* 消化管運動改善薬: 胃や腸の動きを活発にする薬(モサプリド、アコチアミドなど)が用いられます。
• 肝硬変による腹水:
* 利尿剤: 体内の水分を排出する薬が用いられます。
*食事療法: 塩分制限などを行います。
* 原因疾患の治療。
• 腫瘍: → 近隣の病院を紹介致します。
*悪性の腫瘍の場合は、手術、化学療法、放射線療法などが検討されます。



[対症療法(症状を和らげる治療)]


原因が特定できない場合や、根本治療と並行して張りの症状を和らげるために、以下のような治療が行われます。


1.薬物療法
• 整腸剤: 乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を補給し、腸内環境を整えることで、ガスの発生を抑えたり、腸の動きを良くしたりします。
• 消泡剤: ジメチルポリシロキサン(ジメチコン)など、消化管内のガスの泡を潰して排出を促す薬です。即効性があります。
• 消化酵素薬: 消化不良が原因の場合に、消化を助ける酵素を補給する薬です。
• 漢方薬: 体質や症状に合わせて、大建中湯(お腹が冷えて張る場合など)、桂枝加芍薬湯などが用いられることがあります。
• 便秘薬: 便秘が原因の場合は、便を柔らかくしたり、腸の動きを促したりする便秘薬が処方されます。
• 胃腸の働きを整える薬: 胃や腸のぜん動運動を調整する薬が用いられることがあります。


2.生活習慣の改善
薬物療法だけでなく、日常生活の見直しも非常に重要です。
• 食事の工夫:
*ゆっくりよく噛んで食べる: 空気を飲み込む量を減らします。
*ガスを発生させやすい食品を控える: 豆類、イモ類、乳製品(乳糖不耐症の場合)、炭酸飲料、一部の野菜(キャベツ、玉ねぎなど)などはガスを増やしやすい傾向があります。
*食物繊維の摂り方: 便秘解消には重要ですが、摂りすぎるとガスが増えることもあるため、バランスが大切です。水溶性食物繊維(海藻、果物など)は便を柔らかくしやすく、不溶性食物繊維(穀物、根菜など)は便の量を増やす傾向があります。
*発酵食品を摂る: ヨーグルト、納豆、漬物など、腸内環境を整える食品を積極的に摂ります。
• 適度な運動: ウォーキングやストレッチ、ヨガなど、軽い運動は腸のぜん動運動を活発にし、ガスの排出を促します。
• ストレス管理: ストレスは自律神経を乱し、胃腸の働きに影響を与えるため、趣味やリラックスできる時間を持つことが大切です。
• 体を冷やさない: 腹巻を使用するなど、お腹を温めることも効果的です。
• 姿勢の改善: 猫背など前かがみの姿勢は、お腹を圧迫して張りを悪化させることがあります。
• 入浴: シャワーだけでなく、湯船に浸かって体を温めることで、リラックス効果と腸の動きの改善が期待できます。
• 腹部マッサージ: おへそを中心に「の」の字を描くように優しくマッサージすると、ガスの排出を助けることがあります。


◆その他
お腹の張りは日常的によくある症状ですが、症状が改善しない場合や、強い痛み、発熱、体重減少などの異常な症状を伴う場合は、放置せずに早めに当院を受診してください。適切な診断と治療を受けることで、症状の改善と安心して日常生活を送ることができます。

 

【当院では内視鏡検査をするにあたって、様々な取り組みを行っております】


★見落としを防ぐAI内視鏡を導入。
★経験豊富な内視鏡専門医師が、苦痛を少なく楽な内視鏡検査を実施
鎮静剤を使って、ほとんど眠った状態で内視鏡検査を実施。
★胃カメラ・大腸カメラ同時検査可能
選べる下剤(6種類の下剤があり、医師がその方に合った下剤を選びます)
女性内視鏡医師もいます


今まで内視鏡検査に不安を感じられていた方、他院で行って大腸カメラや胃カメラの検査で、痛みや苦しさを感じた方も、安心して検査を受けていただけます。


予約はこちらから↓↓↓


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~ 医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 監修 ~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2025.06.14更新

1. 消化器内科とは?

 消化器内科は、食べ物の通り道である食道・胃・小腸・大腸や、消化を助ける肝臓・胆のう・膵臓など、消化器官全般の病気や不調を診る専門の診療科です。「お腹が痛い」「胸やけがする」「便通が不安定」など、日常的によくある症状から、がんや炎症性腸疾患などの重大な病気まで、幅広く対応しています。消化器の不調は、生活の質を大きく左右するだけでなく、放置すると重症化することもあるため、適切なタイミングで専門医を受診することが大切です。

2. どんな症状があったら消化器内科を受診すべき?

「この程度の症状で病院に行っていいのだろうか」と迷う方も多いですが、次のような症状がある場合は、早めに受診をおすすめします。

長期間続く胃痛や胸やけ
   市販薬を使っても1~2週間以上改善しない場合は、胃炎や胃潰瘍、逆流性食道炎などの病気が隠れている可能性があります。
食欲不振や体重減少
 食欲がなくなったり、意図せず体重が減ったりする場合は、消化器の病気だけでなく、全身の疾患が関与していることもあります。
便秘や下痢が続く
 便秘や下痢が2週間以上続く場合、過敏性腸症候群や炎症性腸疾患、大腸がんなどの可能性も考えられます。
血便や黒い便が出る
 血便や黒色便は、消化管からの出血が疑われる重要なサインです。特に黒い便は胃や十二指腸からの出血の可能性があるため、早急な受診が必要です。
吐き気や嘔吐が続く
 繰り返す吐き気や嘔吐は、胃腸の炎症や閉塞、肝臓・胆のう・膵臓の病気など、さまざまな原因が考えられます。

 こうした症状は、日常生活でよく見られるものですが、自己判断で放置せず、早めに相談することが大切です。

3. 緊急性の高い症状とは?

 次のような症状が現れた場合は、すぐに医療機関を受診してください。場合によっては救急受診が必要です。
激しい腹痛や突然の強い痛み
 我慢できないほどの腹痛や、急に始まった強い痛みは、消化管穿孔や急性膵炎、腸閉塞など、命に関わる病気の可能性があります。
吐血や下血
 口から血を吐いたり、鮮やかな赤い血便や黒色便が出たりした場合は、消化管からの出血が疑われます。
黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)
 肝臓や胆道系の重篤な障害が考えられるため、早急な検査が必要です。
高熱を伴う腹痛
 感染症や炎症性疾患が進行している可能性があります。
意識障害や脱水症状
 嘔吐や下痢が続き、水分が取れない場合は、脱水や電解質異常により意識障害を引き起こすことがあります。

 このような症状は、放置すると命に関わる場合があります。迷わず早めに受診しましょう。

4. 受診を迷う症状とその判断基準

 「軽い胃もたれや胸やけ」「便通が不安定」など、日常的に起こりやすい症状でも、次のような場合は受診をおすすめします。
• 市販薬で1~2週間改善しない
• 症状がだんだん強くなっている
• 他の症状(発熱、体重減少、血便など)が同時に現れる
• 家族に消化器の病気(がんや潰瘍など)の既往がある

 また、年齢や生活習慣によってもリスクは変わります。40歳以上の方や、喫煙・飲酒習慣のある方、ストレスが多い方は、些細な症状でも早めの受診を心がけましょう。

5. 定期検査や予防のために消化器内科に行くタイミング

 消化器の病気は、症状が出にくいものも多く、早期発見が非常に重要です。次のような場合は、症状がなくても定期的な検査を受けることをおすすめします。

40歳を過ぎたら胃カメラや大腸カメラを一度受ける
 胃がんや大腸がんは早期発見で治療成績が大きく向上します。
ピロリ菌感染の有無を調べる
 ピロリ菌は胃がんのリスク因子です。除菌治療でリスクを下げることができます。
肝機能検査や超音波検査
 肝臓や胆のう、膵臓の病気は自覚症状が出にくいので、健康診断で異常を指摘された場合は精密検査を受けましょう。
家族歴がある場合は早めの検査を
 家族にがんやポリープの既往がある場合は、若いうちから定期的な検査が推奨されます。

6. まとめ:早めの受診が健康を守るポイント

 消化器の不調は、軽い症状でも重大な病気が隠れている場合があります。「これくらい大丈夫」と自己判断せず、気になる症状があれば早めに消化器内科を受診しましょう。

定期的な検査や予防にも積極的に取り組むことで、ご自身の健康を守ることができます。当院では、患者さま一人ひとりの症状やご希望に合わせて、丁寧に診察・検査・治療を行っております。お腹や消化器のことでお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

 

~~監修 医療法人社団 俊爽会 理事長 小林 俊一 日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医 ~~

 

 

 

 

 

健康や病気について学べるクリニック

総武線平井駅北口徒歩4分 仁愛堂クリニック

2025.06.02更新


はじめに:迷いやすい「消化器内科」と「内科」の違い
 体調を崩したとき、「消化器内科」と「内科」のどちらを受診すれば良いのか、迷った経験はありませんか?特にお腹の不調や体のだるさなど、はっきりとした原因が分からない場合は、どちらの診療科が適切なのか判断が難しいものです。この記事では、それぞれの診療科の特徴や、症状ごとにどちらを受診すべきかの目安、迷ったときの対処法について分かりやすく解説します。


消化器内科とは?診療内容と特徴

 消化器内科は、食道・胃・小腸・大腸・肝臓・胆のう・膵臓など、食べ物の通り道や消化・吸収に関わる臓器の病気を専門的に診療する科です。主な症状としては、腹痛、下痢、便秘、吐き気、嘔吐、胃もたれ、胸やけ、血便、黒い便、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、急激な体重減少などが挙げられます。
 消化器内科では、内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)や腹部超音波検査、血液検査などを用いて、消化器疾患の早期発見や精密検査を行うことができます。胃潰瘍や逆流性食道炎、過敏性腸症候群、炎症性腸疾患、肝炎、胆石症、膵炎、消化器がんなど、幅広い病気の診断と治療を行っています。


一般内科とは?診療内容と特徴
 一般内科は、発熱、咳、のどの痛み、頭痛、全身のだるさなど、幅広い内科的な症状や疾患に対応する診療科です。風邪やインフルエンザなどの感染症、高血圧や糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病の管理も一般内科の範囲です。お腹の症状(軽い腹痛や下痢、便秘など)も診療しますが、より専門的な検査や治療が必要と判断された場合は、消化器内科などの専門科へ紹介されることがあります。
 一般内科は、症状がはっきりしない場合や、複数の症状が同時に現れている場合にも気軽に相談できる窓口です。まずは体調不良の原因を幅広く調べ、必要に応じて適切な専門科に案内する役割も担っています。


症状別:どちらを受診すべき?
 「この症状はどちらを受診すればいいの?」と迷う方のために、代表的な症状ごとに受診の目安をまとめました。
消化器内科の受診が適している症状
• 繰り返す腹痛や下痢、便秘が続いている
• 吐き気や嘔吐が数日以上続く
• 食後の胃もたれや胸やけ、みぞおちの痛みが長引く
• 血便や黒い便が出る
• 黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)が現れた
• 急激な体重減少や食欲不振がある
• 家族に消化器疾患(胃がん・大腸がんなど)の既往がある
 これらの症状は、消化器の臓器に何らかの異常が生じている可能性があり、専門的な検査や治療が必要となる場合があります。特に血便や黄疸、急激な体重減少などは、早めの受診が重要です。
一般内科の受診が適している症状
• 発熱や咳、のどの痛みなどの風邪症状
• 全身のだるさや頭痛
• 生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症など)の管理
• 軽い腹痛や下痢、便秘など、他の症状も併発している場合
• どの診療科を受診すべきか判断がつかない場合
 一般内科は、幅広い症状に対応しているため、まずは体調全般の相談窓口として利用できます。検査や診察の結果、より専門的な治療が必要と判断された場合は、消化器内科や他の専門科へ紹介されます。


迷った場合は?
 「どちらを受診すればいいか分からない」「複数の症状がある」という場合は、まず一般内科を受診しても問題ありません。内科医が診察し、必要に応じて消化器内科などの専門科へご案内します。


迷ったときや緊急時の対応
  症状が重い場合や急激に悪化した場合(激しい腹痛、意識障害、血便や嘔吐が止まらない、呼吸困難など)は、迷わず救急外来や医療機関を受診してください。また、判断に迷う場合は、クリニックに電話で症状を相談するのも良い方法です。受付スタッフや看護師が、適切な受診科や対応方法を案内してくれます。


当院の特徴とご相談の流れ
 当院では、消化器内科専門医が在籍し、内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)や腹部超音波検査などの専門的な診療体制を整えています。初めての方や、どちらを受診すべきか迷われる方も、まずはお気軽にご相談ください。受付やお電話で現在の症状をお伝えいただければ、適切な診療科や受診方法をご案内いたします。また、必要に応じて他の医療機関へのご紹介も行っていますので、安心してご相談いただけます。


まとめ
 「消化器内科」と「内科」は、症状によって適切な受診先が異なりますが、迷った場合はまず一般内科でも問題ありません。お腹の不調や消化器症状が続く場合は、消化器内科の受診をおすすめします。ご自身の体調や症状に合わせて、適切な医療機関を選び、早めの受診を心がけましょう。当院では、皆さまの健康をサポートするため、幅広いご相談に対応しています。どんな些細なことでも、お気軽にご相談ください。

 

~~監修 医療法人社団 俊爽会  理事長 小林俊一~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 


健康や病気について学べるクリニック
総武線平井駅北口から徒歩4分 仁愛堂クリニック

 

2025.06.01更新

【6月の年間啓蒙期間スケジュール】

 

当院 「仁愛堂クリニック」 が属する医療法人社団 俊爽会では年間を通して患者様の健康意識を高め、健康寿命を伸ばしていただくための取り組みを行っております。

 

6月の取り組みは

『胸部レントゲン・骨密度検査、心電図』

です!

 


「胸部レントゲン」

胸部レントゲンは、肺炎、結核、肺がん、心臓の拡大などの疾患を診断するのに役立ちます。

20250601

 

「骨密度検査」

骨の密度や強度の評価、骨粗しょう症の診断に役立ちます。

202506012

 

 

「心電図」

心臓の電気的な活動を記録し、心臓のリズムや拍動を評価し、不整脈や心臓の病気を診断する検査です。

202506013

 

 

【キャンペーン価格】6/1~6/30まで (自費)

価格が変更になりました(6/3現在)

★胸部レントゲン 1100円(税込) → 1000円(税込)

 

★骨密度検査 3300円(税込) → 3000円(税込)

 

★心電図 2200円(税込) → 2000円(税込)

 

 

興味のある方は、是非当院までお問合せ下さい。

 

 

身近に接する私たちと共に始めよう!! 
健康意識改革!!

 

 

 

 

 

 

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総武線平井駅北口から徒歩4分 仁愛堂クリニック

 

2025.05.31更新

こんにちは、事務スタッフの大山ですflower2
先日、「ベオーバ錠」について勉強会がありましたので、この度患者さんにブログで案内することになりました。
このお薬はどんな効果や副作用があるのか、また治療方法などをご紹介していきます。

 

「尿の悩み」、体質だと思って諦めていませんか?
頻繁な尿意、夜中のトイレ、意図しない尿漏れ…。 「これは体質だから」と、諦めていませんか?
患者様一人ひとりの症状に合わせて、最適な治療・処方をご提案します!

尿に関するお悩み、急な尿意や頻尿でお困りの方は、我慢せずにお気軽に当院にご相談ください!
当院では、過活動膀胱の治療選択肢の一つとして、ベオーバ錠の処方が可能です。

 

 

★適応病名: 過活動膀胱

 

 

ベオーバ錠とは
過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿、および切迫性尿失禁の症状を改善するために用いられる薬です。

 

作用機序: 膀胱の平滑筋にあるβ3アドレナリン受容体を選択的に刺激します。これにより、膀胱が弛緩し、尿をためる機能が高まります。
通常、成人はビベグロンとして50mgを1日1回、食後に服用します。

 

症状
過活動膀胱における以下の症状を改善します。

・尿意切迫感(急に尿がしたくなって我慢できない)
・頻尿、排尿回数が通常よりも多い(一般的には日中8回以上、夜間1回以上)
・切迫性尿失禁(尿意を感じてから我慢できずに漏れてしまう)
これらの症状がある場合に、医師の診断に基づいてベオーバ錠が処方されることがあります。
↑当院でも、処方可能ですので症状に当てはまる方や、お悩みの方がいましたら
お気軽にご相談下さい!

 

 

副作用

★主な副作用
・口渇(口の渇き)

 

★まれに見られる副作用
・便秘
・吐き気
・消化不良
・動悸
・頭痛
・めまい
・尿路感染症

 

★重大な副作用

重大な副作用としては、今のところ臨床試験や市販後の報告で頻度は低いものの、念のため注意が必要なものとして以下のような可能性があるそうです。
・尿閉:尿が出にくくなる。
これらの副作用が現れた場合は、すぐに医師または薬剤師に相談しましょう!
※上記以外にも、予期しない症状が現れる可能性はあります。
服用中に何か気になることがあれば、自己判断で中止せずに、必ず医師または薬剤師に相談するようにしましょう!

 

 

検査方法

・問診:症状の詳細な確認(尿意切迫感、頻尿、切迫性尿失禁など)
・尿検査:尿の異常の有無(感染、血尿など)
・排尿日誌:排尿のパターン把握(回数、量、失禁の有無など)
・残尿測定:排尿後の残尿量確認
必要に応じて、以下の検査が行われることもあります。
・内診(女性)
・直腸診(男性)
・膀胱鏡検査
・尿流動態検査
これらの検査を通じて、過活動膀胱であるかどうか、またその原因や重症度などを評価し、ベオーバ錠の処方が適切か判断されるそうです。

 

 

治療方法
過活動膀胱の主な治療法は以下の通りです。

★薬物療法
・β3アドレナリン受容体作動薬:ベオーバ錠(ビベグロン)など、膀胱を弛緩させる薬です。
・抗コリン薬:膀胱の収縮を抑える薬(例:ソリフェナシン、トルテロジンなど)があります。ただし、副作用として口渇や便秘などが現れやすい場合があります。

 

★行動療法
・膀胱訓練:少しずつ排尿の間隔を延ばしていく訓練です。
・骨盤底筋訓練:骨盤底筋を鍛えることで、尿道を締める力を高め、尿意切迫感を抑える効果が期待できます。
・排尿時間記録(排尿日誌):排尿のパターンを把握し、治療の効果を確認するために行います。

 

★手術療法
・他の治療法で効果が得られない重症な場合に検討されることがあります。
「検査方法」

 

 

予防

・適切な水分摂取: 過剰な水分摂取は頻尿につながることがありますが、極端に控えるのも脱水のリスクがあります。適量をこまめに摂取することが大切です。
・バランスの取れた食事: 特定の食品が膀胱を刺激することがあります(香辛料、柑橘類、チョコレートなど)。バランスの良い食事を心がけましょう。
・適度な運動: 全身の健康維持は、排尿機能の維持にもつながります。
・便秘の予防: 便秘は膀胱を圧迫し、排尿トラブルを引き起こすことがあります。食物繊維を多く摂るなどして、便秘を予防しましょう。

 

 

対策」(症状がある場合
・膀胱訓練: 少しずつ排尿の間隔を延ばしていくことで、膀胱に尿をためる容量を増やし、尿意切迫感を和らげることを目指します。
・骨盤底筋訓練: 骨盤底筋を意識的に鍛えることで、尿道を締める力を高め、尿意切迫感や尿失禁を改善する効果が期待できます。
・排尿日誌: 排尿の時間や量、尿意の程度などを記録することで、自分の排尿パターンを把握し、対策を立てるのに役立ちます。
・カフェイン・アルコールの制限: これらは利尿作用があり、膀胱を刺激する可能性があるので、摂取を控えることが望ましいです。
・我慢する練習: 尿意を感じてもすぐにトイレに行かず、少し我慢する練習をすることで、過敏になった膀胱を落ち着かせることが期待できます(ただし、無理のない範囲で行いましょう)

 

 

 

 

 

 

 

~医療法人社団 俊爽会 理事長 小林 俊一監修~

 

 

 

 

 

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総武線平井駅北口から徒歩4分 仁愛堂クリニック

 

2025.05.27更新

【痛風について】

 

◎痛風とは?


痛風は、体の中に尿酸という物質がたまりすぎて、それが結晶になって関節などに炎症を起こす病気です。風が吹いただけでも痛むほど激しい痛みを伴うことから、この名前がつきました。

 

◆症状


痛風の最も特徴的な症状は、足の親指の付け根に突然起こる、激しい痛みです。この痛みは、まるで何かで殴られたような、あるいは焼けるような、刺すような痛みと表現されることがあります。
痛みが起こる場所は、足の親指の付け根が多いですが、足の甲、かかと、くるぶし、膝、手首、肘など、他の関節にも起こることがあります。
痛みのピークは通常、発作が始まってから半日~1日程度で、その後徐々に和らいでいきます。しかし、完全に痛みが引くまでには数日から2週間程度かかることもあります。
痛風発作は、夜間や明け方に起こりやすい傾向があります。また、発作が起こる前には、関節に違和感やかゆみを感じることがあります。

 

◆原因


痛風の主な原因は、血液中の尿酸値が高い状態(高尿酸血症)が続くことです。尿酸は、体内で作られるプリン体という物質が分解される際にできる老廃物です。通常、尿酸は腎臓から尿として排泄されますが、以下のような場合に血液中の尿酸値が高くなります。

 

●「プリン体の過剰な摂取」 : レバー、魚卵、干物、ビールなどに多く含まれるプリン体を摂りすぎると、体内で作られる尿酸の量が増えます。

●「尿酸の産生過剰」 :  体質的に尿酸を多く作りやすい方もいます。
●「尿酸の排泄低下」 :  腎臓の機能が低下したり、特定の薬を服用したりすることで、尿酸の排泄がうまくいかなくなることがあります。
●「水分不足」 :  水分摂取量が少ないと、尿酸が濃縮されやすくなります。
●「肥満」 :  肥満も高尿酸血症のリスクを高めます。
●「ストレスや激しい運動」 :  これらも一時的に尿酸値を上げることがあります。

 

高尿酸血症の状態が長く続くと、血液中の尿酸が結晶となって関節やその周りの組織に沈着し、炎症を引き起こして痛風発作が起こります。

 

◆検査


① 診察(問診・視診・触診)
●症状の現れ方、痛みの部位、程度、過去の病歴、服用中の薬、生活習慣などを詳しく聞きます。
●関節の腫れや赤みなど、見た目の状態や触診で確認します。


② 血液検査
● 血清尿酸値の測定 :  痛風の診断に最も重要な検査です。血液中の尿酸値が7.0mg/dlを超えると「高尿酸血症」と診断されます。ただし、痛風発作中でも尿酸値が高くない場合もあるため、数値だけで判断せず、総合的に診断されます。
●炎症反応の確認 :  痛風発作時には炎症が起きているため、血液検査で炎症の有無を確認します。
●その他の合併症の確認 :  痛風の患者さんには、高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病や、肥満、脂肪肝などの合併症が見られることが多いので、これらの検査も同時に行われることがあります。
●腎機能の確認 :  高尿酸血症は腎機能の低下や腎不全を引き起こす可能性があるため、腎機能(クレアチニンなど)も確認します。


③尿検査
●尿酸の排出量 :  尿酸の排出量を確認し、高尿酸血症が尿酸の排泄低下によるものか、産生過剰によるものかを判断します。
● 尿pH :  尿が酸性に傾くと尿酸が溶けにくくなるため、尿のpHをチェックします。
●腎機能の確認 :  尿中のタンパクや潜血なども確認し、腎機能の状態を把握します。


④ 画像検査
● 超音波(エコー)検査 :  関節内の炎症の程度や尿酸の濃度を推定したり、尿路結石などの合併症を確認したりできます。偽痛風(ピロリン酸カルシウム結晶による関節炎)との鑑別にも有効です。
● X線(レントゲン)検査 :  患部の関節と正常な関節を比較し、腫れ具合などを確認します。痛風の初期では異常が見られないこともありますが、他の病気との鑑別にも役立ちます。


◆治療法


痛風の治療は、発作時の治療と発作予防のための治療の2つに大きく分けられます。

➀発作時の治療
●安静 :  痛む関節をできるだけ動かさずに安静に保ちます。
●冷却 :  炎症を抑えるために、患部を冷やします。
●薬物療法 :  痛みを抑えるための鎮痛薬(非ステロイド性抗炎症薬など)や、炎症を鎮めるための薬(コルヒチンなど)を使用します。自己判断で市販薬を使用せず、必ず医師の指示に従ってください。
②発作予防のための治療
発作が頻繁に起こる方や、高尿酸血症が続く方には、尿酸値を下げるための薬物療法を行います。
●尿酸排泄促進薬 :  腎臓からの尿酸の排泄を促す薬です。
●尿酸産生抑制薬 :  体内での尿酸の産生を抑える薬です。
これらの薬は、医師の指示に従って定期的に服用することが大切です。また、薬物療法だけでなく、生活習慣の改善も非常に重要になります。

 

◆予防法


痛風の発作を予防し、健康な生活を送るためには、以下の点に注意しましょう。

●プリン体を多く含む食品を控える :  レバー、魚卵、干物、エビやカニなどの甲殻類、ビールなどのアルコール飲料は、適量を守るようにしましょう。
●バランスの取れた食事を心がける :  肉類や揚げ物などの脂質の多い食事は控えめにし、野菜や果物、海藻類などを積極的に摂りましょう。
●十分な水分を摂取する :  1日に1.5~2リットルを目安に、水やお茶で水分をしっかり摂りましょう。これにより、尿酸が尿として排泄されやすくなります。
●適度な運動を続ける :  肥満は高尿酸血症のリスクを高めます。ウォーキングなどの有酸素運動を継続的に行い、適正な体重を維持しましょう。ただし、激しい運動は一時的に尿酸値を上げることがあるため、注意が必要です。
●アルコールを控える :  アルコールは尿酸の産生を促し、排泄を妨げる働きがあります。特にビールはプリン体を多く含むため、できるだけ控えましょう。
●ストレスをためない :  ストレスも痛風発作の誘因となることがあります。適度な休息や趣味の時間を持つなど、ストレスを解消する方法を見つけましょう。
●定期的な健康診断を受ける :  尿酸値を定期的にチェックし、異常があれば早めに当院を受診し、医師に相談しましょう。

 

◆まとめ


痛風は、適切な治療と生活習慣の改善によって、発作を予防し、健康な生活を送ることが十分に可能です。もし、関節の痛みや腫れなどの症状があれば、我慢せずに早めに当院を受診してください。一緒に痛風と向き合い、より良い生活を送れるようにサポートさせていただきます。何かご不明な点があれば、いつでも当院にお気軽にご質問ください。

 

 

~ 医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一監修 ~

 

 

 

 

 

 

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仁愛堂クリニック 診療時間 TEL:0120-905-728 お電話でのお問い合わせはこちら 内視鏡検査専用TEL:0120-905-728
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