仁クリブログ

2025.04.18更新

こんにちは、事務スタッフの大山です!flower2

 

先日、「トリンテリックス錠」について勉強会がありましたので、この度患者さんにブログで案内することになりました。
このお薬はどんな効果や副作用があるのか、ご紹介していきます。

 

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★適応病名:うつ病、うつ状態

 

 

トリンテリックス錠とは

うつ病やうつ状態、不安障害などの治療に用いられる抗うつ薬です。
飲みはじめは、すぐに効果はあらわれませんが飲み続けると、脳に作用して脳内の神経伝達をスムーズにし、抑うつ気分や不安を和らげてくれるお薬です。

 

※飲み続けてから効果が現れるまで2~4週間かかるのが一般的です!

「使用量及び回数」
飲む量は、症状などにあわせて、医師が決めます。 通常、成人の飲む量および回数は、次のとおりになっています。

 

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※増量される場合は、1週間以上の間隔をあけて増量されます。

 

★高齢者に処方する場合は、生理機能が低下している事が多く、また低カリウム血症、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群の危険性が高くなることがある為、慎重に投与する事とされているそうです。

 

下記に記載してある合併症、既往歴等の患者さんは、トリンテリックス錠を使用する前に注意が必要な為、医師や薬剤師にご相談してみましょう!

 

・双極性障害(躁状態とうつ状態を繰り返す方)

・脳に器質的な障害がある方、または統合失調症の素因のある方

・てんかんなどのけいれんをおこす病気のある方、または過去にてんかんなどのけいれんがあった方
・出血傾向または、出血性素因のある方
・緑内障の方、眼圧内が高い方
・妊婦さんまたは、妊娠している可能性のある方、授乳中の方

うつ病の症状は沢山あり、人によって現れ方が異なり、精神症状、身体症状の両方があります。

 

精神的な症状

・気分の落ち込み:憂うつ、悲しい、空虚な気持ち
・興味や喜びの喪失:これまで楽しめていたことへの興味や関心がなくなる
・意欲の低下:何をするにも億劫に感じる、疲れやすい
・不安・焦燥感: イライラする、落ち着かない
・思考力の低下: 集中できない、考えがまとまらない、判断力が低下する

 

身体症状な症状


・睡眠障害: 寝つきが悪い、夜中に目が覚める、朝早く目が覚める、眠れないのに一日中眠い
・食欲不振または過食: 食欲がない、食べてもおいしく感じない、または逆に食べ過ぎてしまう
・体重の変化: 急激な体重減少または増加
・倦怠感:疲労感、体がだるい、疲れやすい
・頭痛、肩こり、腰痛: 原因不明の痛み ・動悸、めまい
胃の不快感、吐き気、便秘、下痢
などがあります。

 

初期症状として現れやすいもの


睡眠の質の変化: 寝つきが悪くなる、眠りが浅くなる、夜中に何度も目が覚める、朝早く目が覚める
・疲れやすさ: 休息してもなかなか疲れが取れない
・集中力の低下: 仕事や家事などでミスが増える
・些細なことで涙もろくなる
・食欲の変化

 

副作用について
★主な副作用

・悪心(吐き気)
・傾眠(眠気)
・頭痛
・下痢
・浮動性めまい
・便秘
・嘔吐

※悪心(吐き気)が最も多く報告されているそうです!

これらの副作用は、服用開始初期に現れることが多く、通常は数日から1週間程度で徐々に軽快することが多いとされています。

 

★重大な副作用
・セロトニン症候群: 不安、焦燥、興奮、錯乱、発汗、下痢、発熱、高血圧、筋肉のこわばり、頻脈、手の震えなど
・けいれん: 筋肉が発作的に収縮する、意識の低下
・抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH): けいれん、意識障害、全身倦怠感、吐き気、食欲不振、低ナトリウム血症
・アナフィラキシー反応: 蕁麻疹、血管浮腫、呼吸困難など
・上記以外にもさまざまな副作用があります!

 

使用上の注意点
・眠気、めまいなどが現れることがあるため、自動車の運転や危険を伴う機械の操作を行う際には十分注意しましょう。
・アルコール飲料やセイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)を含む食品は、薬の効果に影響を与える可能性があるため、摂取を控えてください。
・自己判断で薬の服用を中止したり、量を変更したりすると、症状が悪化したり、離脱症状が現れたりすることがあります。
服用中に気になる症状や副作用が現れた場合は、我慢せず医師または薬剤師に相談しましょう!

 

気になる症状、お薬に関して聞いてみたいなどありましたら当院にお声がけ、ご相談ください。

処方も可能です!

 

~医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 監修~

 

 

 

 

 

健康や病気について学べるクリニック

総武線平井駅北口から徒歩4分 仁愛堂クリニック

 

2025.04.06更新

【逆流性食道炎について】

 

◆逆流性食道炎の特徴

逆流性食道炎は、胃酸が食道に逆流することで食道の粘膜に炎症が起こる病気です。健康な状態では、食道と胃の境目にある下部食道括約筋が食べ物や胃酸の逆流を防いでいますが、この機能が低下すると胃酸が逆流しやすくなります。

 

◆逆流性食道炎の原因

主な原因は以下の通りです。

〇下部食道括約筋の機能低下
加齢、肥満、特定の食品(脂肪分の多い食事、チョコレート、アルコールなど)、喫煙など

〇食道裂孔ヘルニア
胃の一部が横隔膜の上に出てしまう状態

〇胃酸の過剰分泌
ストレス、特定の薬剤など

〇食生活の乱れ
脂肪分の多い食事、早食い、食べ過ぎなど

〇生活習慣
前かがみの姿勢、食後すぐに横になるなど

〇その他
妊娠、特定の病気(全身性強皮症など)

 

◆逆流性食道炎の症状

〇自覚症状
・胸焼け
・酸っぱいものがこみ上げてくる呑酸(どんさん)
・胸の痛み
・喉の違和感
・慢性の咳
・声のかすれ
・嚥下困難

〇他覚症状
・食道粘膜のびらん(ただれ)や潰瘍
・食道粘膜の炎症による赤みや腫れ

 

◆逆流性食道炎の検査

〇内視鏡検査(胃カメラ)

食道粘膜の状態を直接観察し、炎症の程度や合併症の有無を確認します。

◎当院では、鼻からの経鼻内視鏡検査を行っています。

内視鏡予約は、right arrowこちらからクリックして下さい

 

◆逆流性食道炎の治療法

〇生活習慣の改善
・食事内容の改善(脂肪分の多い食事、香辛料、アルコール、カフェインなどを控える)
・規則正しい食生活(食べ過ぎ、早食いを避ける)
・食後すぐに横にならない
・肥満解消
・禁煙
・前かがみの姿勢を避ける
・寝る時の体勢(上半身を少し高くする)

〇薬物療法
・胃酸分泌抑制薬(プロトンポンプ阻害薬、H2ブロッカー)
・消化管運動機能改善薬
・粘膜保護薬

〇手術
薬物療法で効果が得られない場合や、食道裂孔ヘルニアを合併している場合などに手術が検討されます。
・腹腔鏡下手術(噴門形成術、裂孔ヘルニア修復術など)

当院では手術はできないので、必要な場合は、近隣の病院を紹介致します。

 

◆逆流性食道炎の予防・対策

1. 食生活の改善
・脂肪分の多い食事を控える: 脂肪は胃酸の分泌を促し、食道と胃のつなぎ目を緩めやすくします。揚げ物や脂身の多い肉などは控えめにしましょう。
・刺激物を控える: 香辛料、柑橘類、炭酸飲料、アルコール、コーヒーなどは、胃酸の分泌を増やしたり、食道を刺激したりするため、控えめにしましょう。
・食べ過ぎない: 食べ過ぎは胃の内圧を高め、逆流を引き起こしやすくします。腹八分目を心がけ、ゆっくりとよく噛んで食べましょう。
・寝る3時間前までに食事を済ませる: 食後すぐに横になると、胃酸が逆流しやすくなります。夕食は早めに済ませ、食後3時間は横にならないようにしましょう。


2. 生活習慣の改善
・肥満を解消する: 肥満はお腹の圧力を高め、逆流を引き起こしやすくします。適度な運動とバランスの取れた食事で、適正体重を維持しましょう。
・喫煙を控える: タバコは食道と胃のつなぎ目を緩め、胃酸の分泌を促します。禁煙を心がけましょう。
・前かがみの姿勢を避ける: 前かがみの姿勢はお腹を圧迫し、逆流を引き起こしやすくします。デスクワークなどでは、時々休憩を挟み、背筋を伸ばすようにしましょう。
・寝る時の工夫: 寝る時は、上半身を少し高くすると、逆流を防ぐことができます。枕の下にクッションやタオルなどを敷き、15cm程度の高さにすると良いでしょう。
・ベルトや服でお腹を締め付けない: お腹を締め付ける服装は、胃を圧迫し、逆流を引き起こしやすくします。ゆったりとした服装を選びましょう。
・ストレスを溜めない: ストレスは自律神経のバランスを崩し、胃酸の分泌を増やしたり、食道の機能を低下させたりします。適度な運動や趣味などで、ストレスを解消しましょう。


3. その他
・便秘を解消する: 便秘も腹圧を上げ、逆流性食道炎を悪化させる可能性があります。食物繊維や水分を積極的に摂り、規則正しい排便習慣を身につけましょう。
・薬の副作用に注意する: 一部の薬は、逆流性食道炎の症状を悪化させる可能性があります。服用中の薬で気になることがあれば、医師や薬剤師に相談しましょう。

 

◆まとめ

逆流性食道炎は、放置すると食道狭窄やバレット食道(食道がんのリスクを高める)などの合併症を引き起こす可能性があります。
症状が改善しても、自己の判断で薬の服用を中止せず、医師の指示に従ってください。
気になる症状があれば、早めに当院を受診してください。

 

【当院では鎮静剤を使って、ほとんど眠った状態で内視鏡検査を行っています!】

 

経験豊富な内視鏡専門医師が苦痛を少なく楽な内視鏡検査を実施いたします。
今まで内視鏡に不安を感じられていた方、他院で行って大腸カメラや胃カメラの検査で痛みや苦しさを感じた方も安心して検査を受けていただけるよう、様々な取り組みを行っております。

 

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お電話での予約はright arrow03-3613-5548

 

 

 

 

~医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 監修~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

健康や病気について学べるクリニック

総武線平井駅北口から徒歩4分 仁愛堂クリニック

 

2025.03.29更新

【気管支喘息について】

 

◆気管支喘息とは・・・?
気管支喘息は、気道(空気の通り道)が慢性的に炎症を起こし、様々な刺激に対して過敏になることで、発作的に気道が狭くなる病気です。


◆気管支喘息の特徴
• 発作性の呼吸困難:  呼吸が苦しくなる発作を繰り返します。
• 喘鳴(ぜんめい):  呼吸時に「ゼーゼー」「ヒューヒュー」といった音が聞こえます。
• 咳や痰:  特に夜間や早朝に咳や痰が出やすくなります。
• 気道の炎症:  慢性的な気道の炎症が、気道の過敏性を高めます。
• 可逆性:  適切な治療により、気道の狭窄は改善します。


◆気管支喘息の分類
気管支喘息は、原因や重症度によって分類されます。


1.原因による分類
*アレルギー性喘息: ダニ、ハウスダスト、ペットの毛など、アレルギーの原因物質(アレルゲン)によって引き起こされる喘息です。
* 非アレルギー性喘息: 風邪、運動、ストレスなど、アレルゲン以外の要因によって引き起こされる喘息です。
* 小児喘息: 小児期に発症し、成長とともに軽快することが多い喘息です。
* 成人喘息: 成人になってから発症する喘息です。


2.重症度による分類
*間欠型: 症状が月に2回未満の喘息です。
*軽症持続型: 症状が月に2回以上、週に1回未満の喘息です。
*中等症持続型: 症状が週に1回以上、毎日の喘息です。
*重症持続型: 症状が毎日あり、日常生活に支障をきたす喘息です。


◆気管支喘息の誘発因子
気管支喘息の発作は、以下のような要因によって誘発されることがあります。


• アレルゲン:  ダニ、ハウスダスト、ペットの毛、花粉、カビなど
• 感染症:  風邪、インフルエンザなど
• 運動:  激しい運動
• 気象:  寒冷、乾燥、急な気圧の変化など
• 大気汚染物質:  タバコの煙、排気ガス、PM2.5など
• ストレス:  精神的なストレス
• 薬:  アスピリンなどの一部の薬
• 食品添加物:  亜硫酸塩など


◆気管支喘息の症状

気管支喘息の症状は、個人差や発作の程度によって様々ですが、代表的なものを以下に挙げます。


◇主な症状

• 喘鳴(ぜんめい):

* 呼吸をするときに「ゼーゼー」「ヒューヒュー」といった音が聞こえるのが特徴です。
• 咳(せき):
* 特に夜間から早朝にかけて、乾いた咳が出やすくなります。
*発作時には、激しい咳が続くことがあります。
• 呼吸困難:
*息苦しさや、呼吸が速くなるなどの症状が現れます。
*重症の場合、呼吸困難が強くなり、日常生活に支障をきたすことがあります。
• 胸の締め付け感:
* 胸が締め付けられるような感覚や、胸の痛みを感じることがあります。
• 痰(たん):
*咳とともに、粘り気のある痰が出ることがあります。


◇症状の特徴
• 発作性:
*症状は一時的に現れ、治まるといった発作を繰り返すことが多いです。
• 時間帯:
*夜間から早朝にかけて、症状が悪化しやすい傾向があります。
• 誘発因子:
*アレルゲン、運動、寒暖差、ストレスなど、様々な要因によって症状が誘発されます。


◇注意点
• 咳だけの喘息(咳喘息)もあり、喘鳴を伴わない場合もあります。
• 症状が長引く場合や、重症化する場合には、速やかに当院を受診して下さい。


◆検査
1. 呼吸機能検査
• スパイロメトリー: 肺活量や1秒量(1秒間に吐き出せる息の量)などを測定し、気道の狭窄や閉塞の程度を調べます。
2. アレルギー検査
• 血液検査: IgE抗体などを測定し、アレルギーの原因物質(アレルゲン)を特定します。
3. 画像検査
• 胸部X線検査: 肺や気管支の異常を確認し、他の疾患との鑑別を行います。
4. 喀痰検査
• 痰の中に含まれる細胞や細菌を調べ、気道の炎症や感染の有無を確認します。
これらの検査を組み合わせることで、気管支喘息の診断や重症度の評価、治療効果の判定などが行われます。


◆治療
気管支喘息の治療は、発作を予防し、症状をコントロールすることを目的としています。主な治療法は以下の通りです。

 

◇ 薬物療法

• 長期管理薬(コントローラー):
* 気道の炎症を抑えるために、毎日継続して使用する薬です。
*主な薬: 吸入ステロイド薬、ロイコトリエン受容体拮抗薬、長時間作用性β2刺激薬、テオフィリン薬など
• 発作治療薬(リリーバー):
*発作が起きた時に、症状を速やかに緩和するために使用する薬です。
*主な薬: 短時間作用性β2刺激薬など


◇治療の目標
• 症状がない状態を維持する
• 発作を予防する
• 正常な呼吸機能を維持する
• 日常生活を制限なく送る


◇治療の注意点
• 喘息の治療は、医師の指示に従い、根気強く続けることが大切です。
• 症状が改善しても、自己判断で薬の使用を中止しないようにしましょう。
• 発作が頻繁に起こる場合や、症状が重い場合は、速やかに当院を受診してください。
• 定期的な診察を受け、医師と相談しながら治療計画を立てていきましょう。


◆予防
気管支喘息の予防は、発作を引き起こす要因を避けることが重要です。以下に、具体的な予防策をいくつかご紹介します。


1. アレルゲンの回避
• 室内環境の整備:
* ダニ、ハウスダスト、カビなどのアレルゲンを減らすため、こまめな掃除や換気を心がけましょう。
*布団やカーペットはこまめに洗濯し、天日干しや布団乾燥機を使用しましょう。
*加湿器を使用する場合は、カビの繁殖を防ぐため、定期的な清掃を行いましょう。
• ペット対策:
*ペットの毛やフケはアレルゲンとなるため、室内での飼育はできるだけ避けましょう。
*ペットを飼育する場合は、こまめな掃除や換気を行い、寝室には入れないようにしましょう。
• 花粉対策:
* 花粉の飛散時期は、外出を控え、マスクやメガネを着用しましょう。
* 帰宅後は、服や髪についた花粉を払い落とし、うがいや手洗いをしましょう。


2. 生活習慣の改善
• 禁煙:
*タバコの煙は気道を刺激し、喘息を悪化させるため、禁煙は必須です。
*受動喫煙も避けるようにしましょう。
• 適度な運動:
*適度な運動は体力向上につながり、喘息の症状を軽減する効果があります。
*ただし、運動誘発喘息の場合は、運動前に医師に相談しましょう。
• ストレス管理:
*ストレスは喘息の発作を引き起こす要因となるため、リラックスできる時間を作り、ストレスを溜め込まないようにしましょう。
• バランスの取れた食事:
*免疫力を高めるために、バランスの取れた食事を心がけましょう。
• 十分な睡眠:
* 十分な睡眠は、体の免疫機能を保つのに役立ちます。


3. その他
• 感染症対策:
* 風邪やインフルエンザなどの感染症は、喘息を悪化させる要因となるため、手洗いやうがい、マスクの着用などを徹底しましょう。
* インフルエンザワクチンの接種も有効です。
• 気温・湿度の管理:
*急激な温度変化や乾燥は、喘息の発作を引き起こすことがあるため、室温や湿度を適切に保ちましょう。
• 定期的な受診:
*医師の指示に従い、定期的な受診や検査を受け、喘息の状態を把握しましょう。


4.注意点
• 喘息の予防法は、個人差があります。医師と相談しながら、自分に合った予防法を見つけましょう。
• 症状が現れた場合は、我慢せずに、速やかに当院を受診しましょう。

 

 


気管支喘息は、適切な治療と管理を行うことで、症状をコントロールし、健康な生活を送ることができます。

 

 

 


~ 医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 監修 ~

 

 

 

 

 


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総武線平井駅北口から徒歩4分 仁愛堂クリニック

2025.03.23更新

【感染性腸炎は何に気をつければいい?】

 

感染性腸炎とは、細菌、ウイルス、寄生虫などの病原微生物が腸管内に侵入・感染し、炎症を引き起こす病気の総称です。主な症状は、下痢、嘔吐、腹痛などで、発熱や血便を伴うこともあります。

 

◆感染性腸炎の種類と特徴

感染性腸炎は、原因となる病原体によって、いくつかの種類に分けられます。

 

1. 細菌性腸炎
原因:サルモネラ菌、カンピロバクター、腸炎ビブリオ、病原性大腸菌など
特徴:発熱、腹痛、下痢(血便を伴うこともある)などの症状が比較的強く現れることが多い。
感染経路:加熱不十分な食品(肉、卵、魚介類など)の摂取、ペットからの感染など

 

2. ウイルス性腸炎
原因:ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなど
特徴:嘔吐、下痢、発熱などの症状が比較的急激に現れることが多い。
感染経路:感染者の嘔吐物や便からの経口感染、飛沫感染など
特にノロウイルスは感染力が非常に強く、集団感染を引き起こしやすい。

 

3. 寄生虫性腸炎
原因:アメーバ、ジアルジアなど
特徴:下痢、腹痛、腹部膨満感などの症状が慢性的に続くことがある。
感染経路:汚染された水や食品の摂取、衛生環境の悪い場所での感染など

 

◆症状
感染性腸炎の症状は、原因となる病原体や個人の体質によって異なりますが、一般的には以下の症状が現れます。


主な症状
• 下痢: 水様便、血便、粘液便など、様々なタイプの便が見られます。
• 嘔吐: 吐き気や嘔吐を伴うことがあります。
• 腹痛: 腹部のけいれんや差し込むような痛みを感じることがあります。
• 発熱: 高熱が出ることもあれば、微熱程度のこともあります。
• 吐き気: 食欲不振や吐き気を伴うことがあります。
• 脱水症状: 下痢や嘔吐が続くと、脱水症状を引き起こすことがあります。


原因別の症状
• ウイルス性腸炎:
* ノロウイルス: 激しい嘔吐、下痢、腹痛、発熱。
* ロタウイルス: 乳幼児に多く、水様性の下痢、嘔吐、発熱。
* アデノウイルス: 下痢、嘔吐、発熱、風邪症状。
• 細菌性腸炎:
* サルモネラ菌: 発熱、腹痛、下痢、嘔吐。
* カンピロバクター: 発熱、腹痛、下痢、血便。
* 腸炎ビブリオ: 激しい腹痛、下痢、嘔吐、発熱。
* 病原性大腸菌: 下痢、腹痛、血便。


◆検査
感染性腸炎の検査には、原因となる病原体を特定するための様々な検査があります。当院では以下の検査を行っております。
・便検査(便培養検査)
 便の中に含まれる細菌(サルモネラ菌、カンピロバクター、腸炎ビブリオ、病原性大腸菌など)を培養して特定します。
 結果が出るまでに数日かかります。


◆治療
感染性腸炎の治療は、原因となる病原体や症状の程度によって異なります。主な治療法は以下の通りです。


1. 対症療法
• 安静と保温:
  体を休め、安静に過ごすことが大切です。
  体を温め、保温に努めましょう。
• 水分補給:
  下痢や嘔吐によって失われた水分と電解質を補給します。
  経口補水液やスポーツドリンクなどを少量ずつ、こまめに摂取しましょう。
  重度の脱水症状がある場合は、点滴が必要となることがあります。
• 食事療法:
  症状が落ち着いてきたら、消化の良い食事を少量ずつ摂りましょう。
  おかゆ、うどん、柔らかく煮た野菜などがおすすめです。
  脂っこいものや刺激の強いものは避けましょう。
• 整腸剤:
  腸内環境を整え、症状の改善を助けるために、整腸剤が処方されることがあります。


2. 原因に応じた治療
• 細菌性腸炎:
 原因となる細菌の種類によっては、抗菌薬が投与されることがあります。
• ウイルス性腸炎:
 ウイルス性腸炎には、特効薬はありません。
 対症療法を行い、自然治癒を待ちます。
• 寄生虫性腸炎:
  寄生虫の種類に応じた駆虫薬が投与されます。


3. 注意事項
• 下痢止め薬:
  自己判断で下痢止め薬を服用すると、病原体の排出を妨げ、症状を悪化させることがあります。
  医師の指示に従って服用しましょう。
• 高齢者:
  高齢者は、脱水症状を起こしやすく、重症化するリスクが高いので、早めに当院を受診して下さい。


◆予防

感染性腸炎の予防には、以下の点が重要です。

1. 手洗い
食事の前、トイレの後、調理の前、外出後など、こまめな手洗いを徹底しましょう。
石鹸と流水で、指の間、爪の間、手首までしっかりと洗い、ペーパータオルや清潔なタオルで拭き取りましょう。
アルコール消毒液も有効です。

2. 食品の衛生管理
食品は十分に加熱調理し、生ものは避けましょう。
調理器具や食器は清潔に保ち、使用後は十分に洗浄・消毒しましょう。
食品は適切な温度で保存し、期限切れのものは避けましょう。
特に、貝類(牡蠣など)はノロウイルス感染のリスクが高いため、生食は避け、十分に加熱調理しましょう。

3. 環境の衛生管理
トイレやドアノブなど、多くの人が触れる場所は定期的に清掃・消毒しましょう。
嘔吐物や便の処理は、使い捨ての手袋とマスクを着用し、次亜塩素酸ナトリウムなどで消毒しましょう。
タオルや食器などは、他の人と共有しないようにしましょう。

4. 免疫力の維持
バランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動を心がけ、免疫力を維持しましょう。
ストレスを溜めないように、リラックスできる時間を作りましょう。

 

◆その他
以下のような症状がある場合は当院を受診して下さい。
・症状がひどく、水分を摂取できない場合
・高熱や激しい腹痛がある場合
血便や嘔吐物に血が混じっている場合
・脱水症状がひどい場合
・症状が長引く場合

周囲への配慮
感染力が強い感染性腸炎の場合、周囲の人に感染を広げないように、外出を控えましょう。
家族や同居人がいる場合は、手洗いや消毒を徹底し、感染予防に努めましょう。


◆まとめ
感染性腸炎は、日常生活で注意すべき点がいくつかありますが、適切な予防と対処を行うことで、感染リスクを減らし、重症化を防ぐことができます。日頃から手洗いや食品の衛生管理を徹底し、体調に異変を感じたら早めに当院を受診して下さい。

 

 

 

~医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 監修~

 

 

 

 

 

 

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総武線平井駅北口から徒歩4分 仁愛堂クリニック

2025.03.11更新

運動不足による病気を引き起こすリスク

 

運動不足は、現代社会における深刻な健康問題の一つです。身体活動の不足は、様々な病気のリスクを高め、私たちの健康を脅かします。ここでは、運動不足が引き起こす可能性のある病気とそのリスクについて、詳しく解説します。

 

1. 生活習慣病のリスクを高める

運動不足は、生活習慣病と呼ばれる、食事や運動などの生活習慣が原因で発症する病気のリスクを高めます。

肥満: 運動不足は、消費カロリーよりも摂取カロリーが上回り、体脂肪の蓄積を招きます。肥満は、糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病のリスクを高めるだけでなく、心臓病や脳卒中、がんなどのリスクも高めます。
糖尿病: 運動不足は、インスリンの働きを悪くし、血糖値を上昇させます。高血糖の状態が続くと、糖尿病を発症するリスクが高まります。糖尿病は、神経障害、腎臓病、眼病などの合併症を引き起こす可能性があります。
高血圧: 運動不足は、血管の柔軟性を低下させ、血圧を上昇させます。高血圧は、心臓病や脳卒中の主要な危険因子です。
脂質異常症: 運動不足は、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を増加させ、善玉コレステロール(HDLコレステロール)を減少させます。脂質異常症は、動脈硬化を進行させ、心臓病や脳卒中のリスクを高めます。

 

2. 循環器疾患のリスクを高める

運動不足は、心臓や血管の健康を損ない、循環器疾患のリスクを高めます。

心臓病: 運動不足は、心臓の筋肉を弱め、心臓病のリスクを高めます。心臓病は、狭心症、心筋梗塞、心不全などの病気を引き起こします。
脳卒中: 運動不足は、動脈硬化を進行させ、脳卒中のリスクを高めます。脳卒中は、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などの病気を引き起こします。

 

3. がんのリスクを高める

運動不足は、特定のがんのリスクを高める可能性があります。

大腸がん: 運動不足は、腸の働きを悪くし、大腸がんのリスクを高める可能性があります。
乳がん: 運動不足は、女性ホルモンのバランスを崩し、乳がんのリスクを高める可能性があります。
子宮体がん: 運動不足は、女性ホルモンのバランスを崩し、子宮体がんのリスクを高める可能性があります。

 

4. 骨や関節の疾患のリスクを高める

運動不足は、骨や関節の健康を損ない、これらの疾患のリスクを高めます。

骨粗鬆症: 運動不足は、骨密度を低下させ、骨粗鬆症のリスクを高めます。骨粗鬆症は、骨折のリスクを高めます。
変形性関節症: 運動不足は、関節の軟骨を弱め、変形性関節症のリスクを高めます。変形性関節症は、関節の痛みや変形を引き起こします。
腰痛: 運動不足は、腰の筋肉を弱め、腰痛のリスクを高めます。

 

5. 精神疾患のリスクを高める

運動不足は、精神的な健康にも悪影響を及ぼし、これらの疾患のリスクを高めます。

うつ病: 運動不足は、脳内の神経伝達物質のバランスを崩し、うつ病のリスクを高める可能性があります。
認知症: 運動不足は、脳の血流を悪くし、認知症のリスクを高める可能性があります。

 

6. その他

運動不足は、上記以外にも、睡眠障害、免疫力低下、便秘など、様々な健康問題を引き起こす可能性があります。

 

運動不足解消のために

これらのリスクを回避するためには、適度な運動を習慣にすることが重要です。厚生労働省は、健康維持のために、18歳~64歳の方には1日60分程度の歩行などの「中強度」の運動を毎日行うこと、65歳以上の方には、強度を問わず、身体活動を毎日40分行うことを推奨しています。

運動習慣のない方は、まずはウォーキングやストレッチなど、軽い運動から始めてみましょう。

運動不足は、私たちの健康を脅かす様々なリスクをもたらします。日々の生活に運動を取り入れ、健康的な生活を送りましょう。

 

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 


~医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 監修~

 

 

 

 

 

 

 

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総武線平井駅北口から徒歩4分 仁愛堂クリニック

2025.02.06更新

【内視鏡検査の重要性】
内視鏡検査とは
内視鏡検査とは、先端に小型カメラのついた細長い管(内視鏡)を、口や鼻、肛門から挿入し、食道、胃、十二指腸、大腸などの消化器系を直接観察する検査です。内視鏡検査は、以下の点で非常に重要な役割を果たします。

 

1. 早期発見・早期治療
• 消化器がん(胃がん、大腸がんなど)は、早期発見・早期治療が最も重要です。内視鏡検査では、ごく小さな病変や、粘膜のわずかな変化も見つけることができます。
• 早期に発見されたがんは、内視鏡的に切除できる場合もあります。
• 症状がない早期の段階でがんを発見できる可能性が高まります。

 

2. 精密な診断
• 内視鏡検査では、病変の大きさや形状、色調などを詳しく観察できます。
• 必要に応じて、組織を採取(生検)して病理検査を行うことで、確定診断が可能です。
• 炎症や潰瘍、ポリープなどの良性疾患の診断にも役立ちます。

 

3. 治療

• 内視鏡検査は、診断だけでなく、治療にも用いられます。
• ポリープ切除や止血術など、内視鏡的に治療できる疾患も多くあります。
• 手術に比べて、体への負担が少なく、回復も早いというメリットがあります。

 

4. 予防
• 内視鏡検査は、消化器疾患の予防にも役立ちます。
• ピロリ菌感染の有無や、胃炎、大腸ポリープの有無などを確認できます。
• これらのリスク因子を早期に発見し、適切な対策をとることで、将来の疾患発症を予防できます。
内視鏡検査を受けるタイミング
• 症状がある場合は、速やかに医療機関を受診し、医師と相談してください。
• 症状がない場合でも、定期的な内視鏡検査が推奨されます。
• 特に、40歳以上の方や、家族に消化器がんの既往歴がある方は、定期的な検査を受けることが大切です。

 

その他
• 内視鏡検査は、安全に行われる検査ですが、合併症のリスクもゼロではありません。
• 検査を受ける際は、医師から検査内容やリスクについて十分な説明を受け、納得した上で検査を受けましょう。
内視鏡検査は、消化器系の健康を守るために非常に重要な検査です。定期的に検査を受け、健康な生活を送りましょう。

 

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2025.01.16更新

【逆流性食道炎について】

 

【逆流性食道炎】についてのよくあるご質問をQ&Aでまとめてみました。

 

Q .逆流性食道炎とは何ですか?


A,  逆流性食道炎とは、強い酸性の胃液や胃で消化される途中の食物が、食道に逆流して、食道が胃酸にさらされびらんや炎症を起こします。胃酸によって活性化されたタンパク質分解酵素が食道を傷つけます。
胃から食道への逆流が繰り返し起こると、食道の粘膜にただれや潰瘍が生じ、胸やけや呑酸などの不快な症状が起こります。これが「逆流性食道炎」です。


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Q, 逆流性食道炎の症状は?


A.  逆流性食道炎の症状として、胸やけ、ゲップ、口の中が苦くなる、酸っぱいものが込み上げるなどがあります。
こうした典型症状以外にも、胸の痛みや、左耳、左腕の放散痛など、非典型的な痛み症状もあり、狭心症など心臓の病気と紛らわしい場合もあります。
また逆流性食道炎を起こす人は胃酸の量が多くなっている場合も多く、胃のムカつきや胃もたれ、上腹部痛の症状を伴うことも多いです。


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Q、逆流性食道炎の原因は何ですか?


A,  逆流性食道炎の原因として刺激の強い食べ物の摂取、過度のストレス、加齢、姿勢や、太りすぎ、食べ過ぎなどが挙げられます。
辛い物やコーヒー、アルコール、油物はとり過ぎると胃が刺激され、過剰な胃酸分泌を促してしまいます。
ストレスも胃酸の分泌を招く原因となります。
夜遅くに食事をとる方、食後にすぐに横になったり、亀背の方は胃酸が逆流しやすい状態になってしまいます。


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Q,逆流性食道炎になった場合、どんな検査をしますか?


A, 逆流性食道炎の検査として、当院では胃内視鏡検査(胃カメラ)を行っています。
内視鏡で直接食道を観察することで、食道炎の有無や、バレット食道や食道がんの有無を診断できます。
まれに内視鏡で食道粘膜が正常でも、胃酸の逆流症状を伴う場合があり、これを非びらん性胃食道逆流症と言います。
内視鏡の所見と胃酸の逆流症状は必ずしも相関しないと言われています。

 

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Q,逆流性食道炎にならない為に、何か予防とか食事で気をつけなくちゃいけない事ありますか?


A, 逆流性食道炎の予防には食生活にも気を付けましょう。
一度に食べ過ぎず、ゆっくりと噛んで食べるようにしましょう。
お酒やたばこなどの嗜好品、炭酸飲料やコーヒーの摂り過ぎ、胃酸の分泌をうながす香辛料は、調子の悪い時はなるべく控えましょう。
食べてすぐ横になったりすると、食べ物が胃の中に停滞し、逆流しやすくなります。食後は最低でも1時間は横にならないようにし、また就寝前の食事はなるべく避け、食べるとしても少ない量にしましょう。
背筋が曲がっていると、胃酸が逆流しやすくもなります。普段から背筋をまっすぐ伸ばすように心掛けましょう

 

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Q,食生活を気を付ける以外、お薬の治療とかありますか?


A、食生活を正しても症状の改善が認められない場合は、薬物治療になります。
胃酸を抑える薬や、胃の動きを良くして逆流を抑える薬、胃の粘膜を保護する薬などがあります。
その他にも、ストレスから胃酸の量が増えている場合には安定剤や抗うつ薬など、いくつかの薬を組み合わせながら治療する場合もあります。
ピロリ菌感染がある場合は除菌治療もおこないます。
飲み薬は効果が良く、継続して使えば症状が落ち着く場合が多いです。
しかし薬をやめてしまうと、普段の食生活などが改善しない場合、再燃することが多いです。うまく付き合っていかないといけない病気ですね。
自己判断で薬をやめないようにして、必ず医師の指示を守って薬を飲みましょう!

 

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Q,逆流性食道炎から食道がんになることはありますか?


A, 逆流性食道炎の合併症で怖いのが食道がんです。
慢性的に食道の粘膜が胃酸でさらされると、食道の粘膜はバレット食道と言われる特殊な粘膜へ変化してしまいます。
バレット食道は通常の食道粘膜に比べて、癌の発生母地になりやすいと言われています。
その他の合併症として、慢性的な咳、痰症状を起こしたり、就寝時に胃散の逆流が強くなるために睡眠障害を起こす場合もあります。


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★逆流性食道炎でお困りの際は、ぜひ仁愛堂クリニックへご相談ください。

 

 

 

 
~医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 監修~

 

 

 

 

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仁愛堂クリニック 診療時間 TEL:0120-905-728 お電話でのお問い合わせはこちら 内視鏡検査専用TEL:0120-905-728
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