仁クリブログ

2022.06.09更新

【ピロリ菌について】

 ピロリ菌とは 
ピロリ菌は、胃の粘膜にいる細菌で、放置していると胃や十二指腸の病気を引き起こすことがあります。
胃の中には食べ物の消化を助けるための胃液があります。胃液には非常に強い酸性である塩酸が含まれており、ほとんどに菌は生息できません。
しかし、ピロリ菌は「ウレアーゼ」という酵素を出すことによって胃の中でも生き続けます。
ウレアーゼは、胃の中にある尿素を分解してアンモニアというアルカリ性の物質を作り出します。このアンモニアにより塩酸が中和され、環境が酸性ではなくなり、ピロリ菌は胃の中で生き続けることができるのです。


 感染経路 
ピロリ菌の感染経路はまだはっきりとわかっていませんが、食べ物や飲み水から感染する経口感染がほとんどで、多くが幼少期に感染すると考えられています。
・小さい頃に井戸水を飲んだ
・小さい頃口移しで食事をしていた
幼児の場合、胃酸酸度や分泌量が低く、ピロリ菌が胃内で生き続けやすい環境であることも感染要因の一つです。
また、遺伝で感染するケースも少なからず報告されています。


 症状 
ピロリ菌に感染してしばらくの間は、特に自覚症状を感じることはないといわれています。
ただし、ピロリ菌感染から一定時間が経って体内で菌が増殖してくると、胃部を中心に
・胃炎
・胃潰瘍
・十二指腸潰瘍
・胃がん
・MALTリンパ腫
などの病気を引き起こします。
すると自覚症状として、胃部の不快感やむかつき、強い胃痛、吐き気などを感じるようになります。


 検査方法 
ピロリ菌の検査方法として最も一般的であるといわれているのが、「迅速ウレアーゼ試験」で、ピロリ菌が持っているウレアーゼという、尿素を分解する酵素の活性を利用して調べる検査です。
胃内視鏡検査を行い、採取した粘膜を特殊な反応液に添加し、反応液の色の変化でピロリ菌の有無を判定します。
「迅速ウレアーゼ試験」が一般的といわれている理由として、内視鏡を使用した検査方法の中でより早く検査結果が判明し、使用される検査試液はピロリ菌にのみ反応するため正確性に優れているというのが上げられます。
また、内視鏡を使用するためその他の胃疾患の診断が同時にできるという効率性もあわせ持ち、比較的に安価で行えます。


 治療方法 
ピロリ菌の除菌治療には、胃酸の分泌を抑制するお薬と2種類の抗生物質の3つのお薬が用いられます。
このお薬を1週間服用
  ↓
4週間以上あける
  ↓
呼気検査*
  ↓
呼気検査陰性で除菌成功

*呼気検査とは、吐いた息を利用した検査です。
 普通に吐いた呼気と検査薬を飲んで20分横になってからの呼気に含まれる二酸化炭素の濃度を調べます。
 検査薬服用後の呼気で、普通の呼気と比べて二酸化炭素の上昇が基準値(2.4pc)以下の数値でピロリ菌陰性。
 ※除菌薬服用中の注意事項※
除菌薬を服用中は飲酒、コーヒー、喫煙はお控えください。うまく除菌ができない可能性があります。
また、呼気検査当日は検査の4時間以上前から飲食ができません。少しでも飲食してしまうと正確な検査ができない為です。


 除菌成功後 
除菌薬服用後、4週間あけて呼気検査をし、除菌が確認できた場合、再発の可能性は極めて低いです。
しかし、全くないとは言い切れず、1%とごく稀ですが再発することもあります。
また、除菌後にもピロリ菌が原因の萎縮性胃炎は続くため、胃炎が高じて胃癌に進行することもあります。
いずれにしても、定期的に胃内視鏡による経過観察が必要です。


 最後に 
当院で内視鏡検査、治療が可能です。
内視鏡の予約は直接の来院以外に、ネット、お電話でも受け付けております。
胃の不調、違和感などございましたらお気軽にご相談ください。

 

 

仁愛堂クリニック 診療時間 TEL:0120-905-728 お電話でのお問い合わせはこちら 内視鏡検査専用TEL:0120-905-728
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