仁クリブログ

2022.10.03更新

【高尿酸血症について】

 

尿酸値が高いと言われたら…
尿酸値が7.0mg/dLを超えた状態が「高尿酸血症」です。

関節に溜まれば痛風発作リスクを高め、皮下組織や関節などに沈着すれば痛風結節というコブのようなものを作ります。
…………………………………………………………………

Q,尿酸値が高いのは何が原因?
A,尿酸の生産は、急激な体重増加や激しい運動などにより体内で大量のプリン体がつくられたときや食べ物から多くのプリン体を摂取することで増加します。
尿酸の排泄は、腎臓の排泄能力が低くなりスムーズに排泄されないと低下します。
…………………………………………………………………

Q,尿酸値が高いとどんな病気になりますか?
A,血液中の尿酸が多い状態が続くと徐々に尿酸塩(尿酸の結晶)が関節にたまり、激しい痛みを伴う炎症発作を起こすことがあります。
これがいわゆる痛風発作です。
痛風発作以外にも腎障害の原因になったり(痛風腎)、動脈硬化が進んで脳卒中や心疾患を合併したりすることがあります。
…………………………………………………………………

Q,尿酸値を下げるにはどうしたらいいですか?
A,高尿酸血症の予防方法
・食事の量、アルコールの量を減らす
・プリン体(ビール・鶏卵・魚卵・肉・魚などに多く含まれる)の摂取は控えめにする
・ビール以外も控える(アルコールは尿酸を高くする働きがあるため)
・水分、野菜を多くとる
・軽い有酸素性運動を行う
・ストレスを適度に発散(暴飲暴食を引き起こす要因になるため)
…………………………………………………………………

Q,尿酸値に悪い食べ物は何ですか?
A,食品中のプリン体が分解された最終産物が尿酸になりますので、尿酸値が高い人はプリン体を多く含む食品を控える必要があります。
あん肝、レバー、モツ、白子、牛肉ヒレ、ロース、えび、かにみそなど、主に動物性食品に多く含まれています。
内臓を除くだけでもプリン体は減少します。
…………………………………………………………………

Q,尿酸値を下げる食べ物は何ですか?
A,牛乳やヨーグルトなどの乳製品はプリン体が少なく、尿酸値を下げる働きがあると言われています。
ビタミンCを多く含む食材キャベツやジャガイモ、果物などに含まれるビタミンCは尿酸排泄を促す働きがあるとされています。
…………………………………………………………………

Q,コーヒーは尿酸値を下げますか?
A,コーヒーに含まれているクロロゲン酸というポリフェノールが、痛風の原因である尿酸値を下げる効果があるということが明らかになっています。
アメリカの研究では、1日の摂取量は4杯以上が効果的となっていますが、日本人は胃の粘膜が弱いので1日3杯を目安にするとよいでしょう。
…………………………………………………………………

Q,尿酸値が高い人はどうすればいいですか?
A,普段の生活では暴飲暴食は避け、尿酸の排出を促すために水分を十分に摂ります。
理想は1日2L以上、水とお茶を飲みましょう。
また、コーヒーは尿酸値を下げることがわかっています。
砂糖などを入れずブラックで飲みましょう。
…………………………………………………………………

Q,尿酸値が高いとどうなる?
A,尿酸値が高いだけでは症状はありませんが、血中の尿酸値が高い状態が続くと溶け切れなくなった尿酸が結晶となり、関節などに蓄積していきます。
蓄積した尿酸の結晶は体が異物として認識するためにそこで炎症が起き、これが痛みとして感じられるようになります。
これが痛風発作です。
…………………………………………………………………

Q,尿酸値 何ヶ月で下がる?
A,血清尿酸値の治療目標は、6.0mg/dl以下ですが、急激に血清尿酸値を低下させると痛風発作を誘発してしまう恐れがあるため、通常2ヶ月間程かけて徐々に血清尿酸値を低下させ治療目標値に達するようにします。
…………………………………………………………………

Q,尿酸値の治療方法は?
A,高尿酸血症の治療の目的は、痛風や尿路結石といった発作や合併症の発症、再発予防です。
治療は主に生活習慣の改善指導。
生活指導では、アルコール摂取制限とプリン体摂取制限の食事療法がベースとなります。
尿酸値は痛風発作が起きた場合、6mg/dl以下を目標にコントロールします。
…………………………………………………………………

Q,痛風の予兆は?
A,痛風を繰り返されている方は、予兆といって痛くなる前に違和感や軽い痛みを感じることがあります。
ただ、痛風の経験のない方では痛風の予兆がでないことも多いです。
痛風と判断するときは、基本的には1か所の関節が腫れていて健康診断などで以前より尿酸が高いことを指摘されている場合です。
…………………………………………………………………

Q,痛風を放っておくとどうなる?
A,発作を繰り返す状態を放置すると、やがて体のあちこちに『痛風結節』 と呼ばれるこぶができ運動障害が生じたり、腎不全にまで進行します。
基本は生活習慣の見直し、それでも改善しない場合は薬で治療します。
プリン体とは尿酸の原料となる物質で、レバーやアジなど身近な食べ物や飲み物に多く含まれます。
…………………………………………………………………

Q,痛風はどんな人がなる?
A,年齢的には40歳以上の人に多く見られますが、最近では20代後半の若い人にも痛風発作を起こす人が増えてきました。
これは、「食べ過ぎ」「ストレスが多い」「酒を多く飲む」といった生活習慣の乱れや、
「エネルギッシュで手抜きができない」「激しい運動をする」といったことが大きく影響しているといわれています。
…………………………………………………………………

Q,痛風に良い飲み物は何ですか?
A,痛風の原因である尿酸値を低下させるためにとるべき飲みものは
水、お茶(・緑茶・ウーロン茶・麦茶・紅茶・ルイボスティーなど)、
無塩のトマトジュース、果糖の入っていない野菜ジュース、低脂肪牛乳乳製品、ブラックコーヒーなどです。
尿酸の排出のためにはこまめな水分補給が必要です。
…………………………………………………………………

当院では高尿酸血症に対する生活習慣の指導やお薬の処方も行っております。
まずは診察にお越し下さい。

 

entryの検索

仁愛堂クリニック 診療時間 TEL:0120-905-728 お電話でのお問い合わせはこちら 内視鏡検査専用TEL:0120-905-728
仁愛堂クリニック 診療時間 TEL:0120-905-728 お電話でのお問い合わせはこちら 内視鏡検査専用TEL:0120-905-728