仁クリブログ

2022.10.21更新

【膀胱炎について】


【膀胱炎とは】
一般的によくいわれている膀胱炎は、急性膀胱炎でいたって健康な方でも起こる可能性があります。
特に女性は男性より尿道が短く4~5cmしかないため、細菌が膀胱内に侵入しやすく、女性の2人に1人はかかるといわれています。


【原因】
主に大腸菌などの細菌が尿道、膀胱と登っていき膀胱に炎症を起こします。
疲れやストレスが溜まっているなどの体の免疫力が低下しているときに起こしやすいです。
また、尿意を我慢することや、女性は月経の時に生理用品を長時間交換せずにいることも発症の原因となります。
閉経後の女性は膣にいる常在菌が減少しており、膀胱炎を繰り返しやすい傾向にあります。


【症状】
主な膀胱炎の症状として

・トイレが近い
・排尿の終わりごろの痛み
・残尿感
・血尿
・尿の濁り
・匂いがきつくなる

があります。
発熱はほとんどありませんが、症状が悪化すると高熱、倦怠感、背中や腰の強い痛みなどといった症状が現れて、腎盂腎炎を併発してしまう可能性もあるので、気になる症状がある場合は早めの治療が必要です。


【検査方法】
尿検査を行い、白血球の数や潜血などの反応を調べます。
症状が酷い場合は、結石、腫瘍などが潜んでいる可能性があるため、超音波検査などを実施する可能性があります。


【治療方法】
細菌に感染したことが原因のため、抗生剤の飲み薬の投与が主な治療方法です。
ほとんどの場合が遅くても1週間以内に症状は治まりますが、治療中は水分を十分に摂取し尿をたくさんだすことによって排尿とともに細菌を体外へ排出するようにしましょう。


【予防方法】
・過度のアルコールは避ける
・水分を多めにとる
・尿を我慢しない
・身体を冷やさない
・排便後の拭き方に注意する
・疲労、ストレスを溜めない
・性交渉後は排尿をする
・月経中は生理用品をこまめに交換する

膀胱炎は再発しやすく、悪化すると腎盂腎炎になる可能性があるので普段から気を付けて予防しましょう。


【腎盂腎炎になると】
膀胱炎が悪化すると、細菌が膀胱→尿管→腎盂と侵入し腎盂腎炎を発症します。
腎盂腎炎の症状として、
膀胱炎でもみられる頻尿、排尿時の痛み、残尿感、尿の濁りなどの症状に加え、発熱や倦怠感、背中や腰の痛みなどの症状が出てきます。
また、吐き気や嘔吐などの消化器症状が出ることもあります。
更に、炎症が全身に広がってしまうと菌血症や敗血症に発展し生命が脅かされてしまうので注意が必要です。


【最後に】
膀胱炎については当院で検査、治療が可能です。
気になる症状がありましたらお気軽にご相談ください。

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仁愛堂クリニック 診療時間 TEL:0120-905-728 お電話でのお問い合わせはこちら 内視鏡検査専用TEL:0120-905-728
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