仁クリブログ

2023.03.10更新

【骨粗鬆症について】

 

【どんな病気?】
骨粗鬆症は骨の量が減り、骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気です。

 

【症状】
自覚症状が乏しく、「背中が丸くなる」「身長が縮む」といった症状が徐々に起こるため、「病気」と気付かないことが多いのも特徴です。気付いた時には病状がかなり進行していたということも少なくありません。

 

【どんな人に多い?】
骨粗鬆症は原因によって大きく2つのタイプ(原発性・続発性)に分けられます。

・原発性骨粗鬆症の原因
• 加齢
• 閉経による女性ホルモンの低下
• 極端なダイエット
• 遺伝
• 体型(小柄・痩せている人)
• 喫煙
• 過度の飲酒
• 偏った食生活
• 運動不足

・続発性骨粗鬆症の原因
• 生活習慣関連型骨粗鬆症
(糖尿病・慢性腎臓病・動脈硬化・慢性閉塞性肺疾患(COPD))
• その他関連する病気
(ステロイド性骨粗鬆症・関節リウマチなどの自己免疫疾患・副甲状腺機能亢進症・甲状腺機能亢進症)

 

【診断】
X線(レントゲン)検査でも可能です。
骨の量や成分(骨密度)を測定するためには、デキサ法(2重エネルギーX線吸収法)、超音波法、MD法、CT法といった詳しい検査があります。

 

【治療】
骨粗鬆症治療の目的は、骨密度の低下を抑え、骨折を防ぐことにあります。治療の中心は薬物治療になりますが、骨粗しょう症の発病には、食事や運動などの長年の習慣も深く関わっています。そのため、薬物治療とともに食事療法や運動療法も並行して行い、骨強度を高めていくことが重要です。

・骨密度を低下させない食事療法
カルシウム、ビタミンD、ビタミンKなど、骨の形成に役立つ栄養素を積極的に摂りましょう。 カルシウムとビタミンDを同時に摂ることで、腸管でのカルシウム吸収率がよくなります。
また、高齢になると、食の好みが変わったり、小食になったりしてタンパク質の摂取量は不足する傾向があります。 タンパク質の摂取量が少ないと骨密度低下を助長しますので、意識して摂取しましょう。
栄養やカロリーのバランスがよい食事を規則的に摂るのが、食事療法の基本です。

骨は、負荷がかかるほど骨をつくる細胞が活発になり、強くなる性質があります。 散歩を日課にしたり、階段の上り下りを取り入れるなど、日常生活のなかでできるだけ運動量を増やしましょう。
骨折予防に有効な運動は、ウォーキング、ジョギングなどがありますが、ご自身の体の状態にあわせて無理なく続けることが大切です。骨粗しょう症治療中の方や膝に痛みがある方は、運動を開始する前に医師に相談してください。

 

【定期的に骨密度検査へ】
症状が無くても、女性は40歳を過ぎたら定期的に骨密度検診を受けましょう。
わが国では、40歳以降の女性を対象に5年刻みに骨密度の節目検診を行う自治体が多くなっています。 特に閉経後の女性は、可能であれば1年に1度検診を受けるとよいとされています。 骨密度検診は、お住まいの地域の広報誌やホームページ、保健センターに問い合わせするなどして確認できます。
検診で骨密度が減っていると判定された人は、指示された時期に医療機関で診断を受け、治療の時期を逃さないようにしましょう。

 

 

★内科専門医による総合医療、全人的医療を提供している仁愛堂クリニックです。総武線平井駅から徒歩4分と近いので、是非ご来院下さい。

 

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