胸腔と腹腔を仕切る膜(横隔膜)を食道が貫く穴を食道裂孔と呼び、胃と食道の境をきゅっと絞めて胃内容物の食道への逆流をふせいでいます。この食道裂孔から胃の一部が腹腔から胸腔にとびだしている状態を食道裂孔ヘルニアと言います。
原因は主に3つに分けられます。食道裂孔が生まれつき緩い、または広めな場合に食道裂孔ヘルニアを発症する可能性があります。また、加齢にともない横隔膜が緩むことで食道裂孔も緩み、それが食道裂孔ヘルニアの原因になる事があります。咳やくしゃみで腹圧が慢性的に上がり、胃が下から上に押し上げられることでもヘルニアを起こします。
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