2017.09.14更新

B型肝炎C型肝炎ウィルスは血液や体液を介してうつります。

ですから、カミソリや歯ブラシの共用をさけて、血液や体液が付いたものはビニール袋に入れ、口を閉じてすてましょう。

そして、それらを洗濯するときは、漂白剤につけたあとゆすぎ、天日に干しましょう。

ピアスや刺青をほどこす際には、適切な消毒を行っている施設を選んでください。

感染している方は、けがの手当てはなるべく自分でするか医療機関を受診し、人のけがの手当ては手袋を着用して行います。

また、性的接触にはコンドームが有効です。

B型肝炎はワクチンがあるのでご相談ください。

C型肝炎はいまのところワクチンはありません。

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2017.09.13更新

B型、C型肝炎の治療には抗ウイルス薬の投与、肝庇護薬の投与、症状に対する対症療法があります。

Ⅽ型慢性肝炎に関しては良い薬が次々と開発されており、高確率で治癒が期待できる時代になってきていますが、B型慢性肝炎に対してはウイルスの活動を薬で抑え込む治療が主流です。

薬を途中で中止してしまうと、抑えられていたウイルスが活動を再開し肝臓にダメージを与えたりしますので、医師の指示に従って薬を継続することが大切ですし、薬によっては胎児に影響を及ぼす可能性もある為、子供をつくる予定があるかどうかにより治療方針も違ってきます。

急性のB型肝炎に対しては、安静を保ち自然と治るのを待ちますが、非常に重症な肝炎となった場合は血漿交換、血液透析、肝移植などが必要となります。

また、昔はB型急性肝炎は一過性で治癒する病気と言われていましたが、治った後でもウイルスが肝臓に残存し、抗がん剤、免疫抑制薬やステロイド等の治療を行った際にウイルスの再活性化と肝炎を引き起こすことが最近分かってきました。これらの治療を行う前には主治医にB型肝炎の既往があることをしっかりと伝えてチェックしてもらうようにしましょう。

このような治療により肝炎ウイルスの消滅、抑制と肝炎の鎮静化を図り、肝炎から肝硬変、肝癌へ悪化しないようにします。

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2017.09.12更新

B型急性肝炎は感染から1~6カ月の潜伏期を経て、全身倦怠感、嘔気、嘔吐、食欲不振、全身の黄染、褐色尿、発熱などの症状が出現します。非常に重症になると意識障害を起こしてきます。

B型慢性肝炎は出産時~乳幼児期に感染してキャリアとなっていた方が、時間の経過とともに肝炎を発症してきたもの多く、倦怠感などもきたす時期はありますが、一般的には症状に乏しい時期が長いことが多いです。しかし最近は、性交渉などで感染し急性肝炎をきたしたのちに慢性化する欧米型のウイルスが増加してきています。

C型肝炎は急性肝炎をきたす場合もありますが、感染しても顕著な自覚症状が現れる事が少なく、また急性から慢性肝炎への移行率も高い為、知らないうちにC型慢性肝炎へと進行していることがあります。

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2017.09.11更新

B型肝炎とC型肝炎の原因はウィルスで、主に血液や体液を介して感染します。

ですから、消毒が不徹底な施設でピアスやタトゥーをほどこしたり、注射器・針の使い回しや性交渉で感染します。

以前は輸血での感染もみられましたが、1992年に高感度な肝炎ウイルス検査が可能になったことにより、輸血による感染は現在ではほとんどなくなりました。

母子感染については、B型肝炎では生まれてきた赤ちゃんにワクチンを摂取することで、かなり防ぐことが出来ます。C型肝炎は母子感染は多くはなく、まれに感染しても2歳までに体から排除されることもあり、成人してからの治療も可能です。

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2017.09.10更新

軽症の方は整腸剤と、抗炎症薬の1つである5-ASA製剤(ペンタサ、アサコール等)の内服、注腸、坐薬で治療を開始します。内服、注腸、坐薬は病変の部位により適切なものを選択します。

それが効かない例では白血球除去療法や副腎皮質ステロイド薬でおちつかせます。

重症の場合は入院で禁食、点滴を行い栄養の補給と腸管の安静を保つと同時に、上記薬剤に加えて免疫抑制薬、抗TNF-α抗体薬が用いられますが、万が一、中毒性巨大結腸症、穿孔、狭窄などが起きた場合には外科的手術が行われます。

基本的には内服、点滴、注射の治療により、大腸の炎症がおちついた状態(寛解)の維持を目指します。

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2017.09.09更新

潰瘍性大腸炎の主な症状は、下痢、血便、腹痛などです。

また、皮膚に紅斑や膿皮症ができたり、関節炎、強直性脊椎炎、膵炎、原発性硬化性胆管炎、虹彩炎などを合併することがあります。

重症になると、血便や腹痛も顕著となり、発熱や貧血もきたします。中毒性巨大結腸症、狭窄、穿孔などを伴うと手術が必要な場合もあります。

炎症が長期に及ぶと大腸癌の合併率も上昇します。

治療で症状の改善が期待できますが、再発を繰り返したり、慢性化する方もいます。

診断は大腸内視鏡で行い、大腸の粘膜の一部をつまんで、検査します。

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2017.09.08更新

潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜にびらん(表面のただれ)や潰瘍ができる大腸の炎症性疾患です。

近年、増加傾向にあり、原因はまだ不明ですが、自己免疫反応の異常、腸内細菌叢の変化や食生活の変化などが考えられています。

家族内の発症もみられることがあり、何らかの遺伝要因も疑われています。

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2017.09.04更新

大腸憩室炎の診断には血液検査、CTやエコーが用いられます。

大腸憩室炎をおこしたら、まず絶食で腸管の安静を図り、点滴と抗生剤の投与で保存的加療ををこころみます。

膿瘍が広範囲に拡がり抗生剤では腹膜炎が改善しない場合や、大腸に穴があいたり、閉塞をおこした場合には外科的な手術が必要です。

憩室出血が多い場合は大腸内視鏡で止血の処置をします。

憩室は食生活の欧米化による便秘や、ガスがたまることによって、大腸の内圧が上がることによっておきやすくなります。

脂っこいものはひかえて、食物繊維摂取をこころがけましょう。

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