【内視鏡検査の重要性】
内視鏡検査とは
内視鏡検査とは、先端に小型カメラのついた細長い管(内視鏡)を、口や鼻、肛門から挿入し、食道、胃、十二指腸、大腸などの消化器系を直接観察する検査です。内視鏡検査は、以下の点で非常に重要な役割を果たします。
1. 早期発見・早期治療
• 消化器がん(胃がん、大腸がんなど)は、早期発見・早期治療が最も重要です。内視鏡検査では、ごく小さな病変や、粘膜のわずかな変化も見つけることができます。
• 早期に発見されたがんは、内視鏡的に切除できる場合もあります。
• 症状がない早期の段階でがんを発見できる可能性が高まります。
2. 精密な診断
• 内視鏡検査では、病変の大きさや形状、色調などを詳しく観察できます。
• 必要に応じて、組織を採取(生検)して病理検査を行うことで、確定診断が可能です。
• 炎症や潰瘍、ポリープなどの良性疾患の診断にも役立ちます。
3. 治療
• 内視鏡検査は、診断だけでなく、治療にも用いられます。
• ポリープ切除や止血術など、内視鏡的に治療できる疾患も多くあります。
• 手術に比べて、体への負担が少なく、回復も早いというメリットがあります。
4. 予防
• 内視鏡検査は、消化器疾患の予防にも役立ちます。
• ピロリ菌感染の有無や、胃炎、大腸ポリープの有無などを確認できます。
• これらのリスク因子を早期に発見し、適切な対策をとることで、将来の疾患発症を予防できます。
内視鏡検査を受けるタイミング
• 症状がある場合は、速やかに医療機関を受診し、医師と相談してください。
• 症状がない場合でも、定期的な内視鏡検査が推奨されます。
• 特に、40歳以上の方や、家族に消化器がんの既往歴がある方は、定期的な検査を受けることが大切です。
その他
• 内視鏡検査は、安全に行われる検査ですが、合併症のリスクもゼロではありません。
• 検査を受ける際は、医師から検査内容やリスクについて十分な説明を受け、納得した上で検査を受けましょう。
内視鏡検査は、消化器系の健康を守るために非常に重要な検査です。定期的に検査を受け、健康な生活を送りましょう。
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