仁クリブログ

2025.05.08更新

【ノロウイルスについて】


◆特徴


ノロウイルスは、感染性胃腸炎を引き起こすウイルスの一種です。非常に感染力が強く少量のウイルスでも感染が成立することが知られています。一年を通して発生しますが、特に冬季に流行のピークを迎えます。


◆感染経路


ノロウイルス感染の主な経路は以下の通りです。


経口感染
* 汚染された食品(特に加熱不十分な貝類)の摂取
*汚染された水や飲料水の摂取
*ウイルスが付着した手指を介して口に入る


接触感染
* 感染者の嘔吐物や便に直接触れる
*ウイルスが付着したドアノブ、手すり、衣類などに触れ、その手で口に触れる


飛沫感染
*感染者の嘔吐物や便の処理中に、ウイルスがエアロゾル状になり、それを吸い込む


◆症状


ノロウイルス感染の主な症状は以下の通りです。


嘔吐

突然の激しい嘔吐が頻繁に起こります。


下痢

水のような下痢が続きます。


腹痛

腹部全体の痛みや、差し込むような痛みを感じることがあります。


発熱

軽度の発熱(37~38℃程度)が見られることもありますが、高熱になることは稀です。


その他

倦怠感、頭痛、悪寒、筋肉痛などを伴うこともあります。


これらの症状は、感染後24~48時間程度で出現し、通常1~3日程度で自然に回復します。しかし、乳幼児や高齢者基礎疾患のある方などでは、重症化するリスクがあります。脱水症状を起こしやすいため、注意が必要です。


◆検査・診断


ノロウイルス感染の確定診断は、主に以下の方法で行われます。


迅速診断キット

便検体を用いて、比較的短時間でウイルスの有無を確認できます。ただし、発症初期やウイルス量が少ない場合には陰性となることもあります。


遺伝子検査(PCR法など)

より高感度な検査で、少量のウイルスでも検出可能です。


一般的には、症状や流行状況からノロウイルス感染が疑われる場合が多く、迅速診断キットが用いられることが多いです。


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◆治療


ノロウイルス感染症には、特効薬はありません。治療は、症状を和らげるための対症療法が中心となります。


水分補給

嘔吐や下痢による脱水症状を防ぐために、こまめに水分を補給することが重要です。経口補水液やスポーツドリンクなどが推奨されます。


安静

体力を回復させるために、安静に過ごしましょう。


食事

無理に食べる必要はありませんが、消化の良いものを少量ずつ摂るようにしましょう。脂っこいものや刺激物は避けましょう。


止瀉薬・制吐薬

自己判断で使用せず、医師の指示に従ってください。安易な使用は、症状を悪化させる可能性があります。


◆予防


ノロウイルス感染を予防するためには、以下の対策が重要です。


手洗い

石鹸と流水で丁寧に手を洗いましょう。特に、調理前、食事前、トイレの後、嘔吐物や便に触れた後などは必ず行いましょう。アルコール消毒は、ノロウイルスには効果が低い場合があります。


加熱処理

食品、特に二枚貝などの生食は避け、十分に加熱(中心部が85~90℃で90秒以上)してから食べましょう。


調理器具の消毒

まな板や包丁などの調理器具は、使用後すぐに洗浄し、熱湯や塩素系消毒剤で消毒しましょう。


汚染物の適切な処理

感染者の嘔吐物や便は、使い捨ての手袋やマスクを着用し、ペーパータオルなどで丁寧に拭き取り、ビニール袋に入れて密封して廃棄しましょう。その後、塩素系消毒剤で汚染された場所を消毒しましょう。


二次感染の予防

感染者がいる場合は、タオルや食器などを共有しないようにしましょう。また、入浴は最後にするなど、感染を広げないように注意しましょう。


◆ご家庭や周囲の方への注意点


ご家族や周囲の方にノロウイルス感染が疑われる方がいる場合は、以下の点に注意してください。


感染者の隔離

可能であれば、感染者の方と生活空間を分け、接触を避けるようにしましょう。


換気
部屋の換気を十分に行いましょう。


共用部分の消毒

ドアノブ、トイレ、洗面所など、共用で使う場所はこまめに消毒しましょう。


症状の観察

感染者の症状の変化を注意深く観察し、必要に応じて医療機関を受診しましょう。


ノロウイルス感染症は、感染力が非常に強く、集団感染を引き起こしやすい疾患です。適切な知識を持ち、予防に努めることが重要です。もし、ご自身やご家族にノロウイルス感染が疑われる症状が現れた場合は、無理せず当院を受診してください。


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~ 医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 監修 ~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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