仁クリブログ

2022.09.01更新

【熱中症について】

暑い日が続き、熱中症にもみなさん注意しながら過ごしているのではないでしょうか。熱中症についてここから記載していきたいと思います。

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【熱中症とは】

高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節 機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、 救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。熱中症について正しい知識を身につけ、体調の変化に気をつけるとともに、 周囲にも気を配り、熱中症による健康被害を防いでいくことが大切です。

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【熱中症を起こす時期】

・梅雨の晴れ間や、梅雨明けの急に暑くなったとき

梅雨の晴れ間や、梅雨明けの蒸し暑くなった時期にも熱中症は多く見られます。この時期は身体がまだ暑さに慣れていないため上手に汗をかくことができず放熱量が低くなる為、体温をうまく調節できないからです。暑い日が続くと、次第に身体が暑さに慣れてきます。

・真夏の気温が高い時

7月~8月の日中、最高気温が高くなった日に熱中症の患者数が増加しています。また熱帯夜が続くと、夜間も体温が高く維持されてしまうため、熱中症が起こりやすくなることがわかっています。
熱中症による救急搬送は、真夏日(最高気温が30度以上)になると発生し始め、猛暑日(35度以上)では急激に増加します。

以下の様な日には要注意です。

・気温が高い日
・暑くなり始め
・湿度が高い日
・風が弱い日
・日差しが強い日
・熱帯夜の翌日
・照り返しが強い場所
・熱いものがそばにある場所
・急に暑くなった日

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【熱中症の分類】
熱中症とは以下の4つに分類されます。

①熱失神
皮膚血管の拡張によって血圧が低下し、脳への血流が悪くなることにより起こります。症状として、めまい、一時的な失神、顔面蒼白、脈は速くて弱くなるなどがあります。

②熱けいれん
大量に汗をかき、水だけを補給して血液の塩分(ナトリウム)濃度が低下した時に、足、腕、腹部の筋肉に痛みを伴ったけいれんが起こります。症状として、筋肉痛、手足がつる、筋肉がけいれんするなどがあります。

③熱疲労
大量に汗をかき、水分の補給が追いつかないと、身体が脱水状態になり熱疲労の症状がみられます。症状として、全身倦怠感、悪心・嘔吐、頭痛、集中力や判断力の低下があります。

④熱射病
体温の上昇のため中枢機能に異常をきたした状態です。意識障害(応答が鈍い、言動がおかしい、意識がない)がみられたり、ショック状態になる場合もあります。そのほかの症状として、体温が高い、ふらつくなどの症状があります。

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【熱中症への対対応と対策】

①症状の確認
熱中症が疑われる時には、適切に応急処置をする必要がありますが「意識がない、もしくは意識がはっきりしていない」場合はすぐに救急車を要請しましょう。また、救急車が到着するまでの間に現場での応急処置も必要となります。

②応急処置
救急車を呼んだ場合もそうでない場合も、現場では速やかな処置が必要です。症状や重症度に関わらず、熱中症が疑われる時には涼しい場所へ移動し身体を冷やすことと、水分と電解質を速やかに補給する必要があります。

③水分・電解質の補給
意識がはっきりしているなら、電解質を適量含んだ冷えた飲料を自分で飲ませて下さい。汗で失われた電解質も適切に補えるスポーツドリンク(ナトリウムを100mlあたり40~80mg含んでいる飲料)や経口補水液などが最適です。「呼び掛けや刺激に対する反応がおかしい」、「応えない(意識障害がある)」時には誤って水分が気道に流れ込む可能性があるため、無理に飲ませることは避けて下さい。「吐き気を訴える」または「吐く」という症状がある時は、口から水分を摂らせることは適切ではないため、医療機関での点滴等の処置が必要となります。

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みなさま、熱中症に注意してお過ごしください。

 

2022.08.27更新

【食道がんとは?】

食道とは、のど(咽頭)と胃をつなぐ管状の臓器で、食道の粘膜から発生するがんを食道がんといいます。
日本人の食道がんは約半数が食道の中央付近からでき、次に食道の下部に多くできます。粘膜に出来たがんが進行すると大きくなり、筋肉など壁の深いところにまで入り込んでいきます。
さらに進行すると、血管やリンパ管にがん細胞が流れだし他の臓器やリンパ節に転移する恐れもあります。


【食道がんの症状は?】

食道がんの症状は、初期には自覚症状がないことがほとんどですが、まれに刺激物(辛い、すっぱい)を食べたときにしみるような感覚を感じる場合があります。
初期にがん細胞が発見される場合は、人間ドッグなどの健康診断や定期検診において発見される場合が多いことがわかっています。
がんが進行するにつれて、飲食時の胸の違和感、飲食物がつかえる感じ、体重減少、胸や背中の痛み、咳、声のかすれなどの症状が出ます。

・飲食物がつかえる
がんが大きくなり食道の内側が狭くなると、飲食物がつかえやすくなり、次第に軟らかい食べ物しか通らなくなります。がんがさらに大きくなると、食道をふさいで水も通らなくなり、唾液も飲み込めずにもどすようになります。飲食物がつかえると食事の量が減り、体重が減少します。

・胸や背中の痛み
がんが進行して食道の壁を越えて、周囲にある肺・背骨・大動脈などに広がっていくと、胸の奥や背中に痛みを感じるようになります。また、食道がんが気管や気管支などに及ぶとその刺激によって咳が出ることがあります。また、声帯を調節している神経へ及ぶと声がかすれることがあります。


【食道がんの原因は?】

食道がんの原因は、喫煙、飲酒と関連していると言われています。

・喫煙
たばこを吸わない人に比べて、吸う人は約3倍危険が大きくなります。1日20本のたばこを20年間吸った人は、吸わない人の約5倍のリスクになるといわれています。
また、受動喫煙によっても食道がんの危険度は増すので、たばこを吸わない人も注意が必要です。

・飲酒
お酒を全く飲まない人に比べて、お酒に強く毎日4合程度飲む人の危険は約10倍以上になります。
また、お酒を飲むと顔が赤くなる人が同じように毎日4合程度飲むと、飲まない人の約100倍にも危険が大きくなります。
ただし、お酒が強い人でも、お酒を飲む量が増えるとリスクは上がります。


【検査方法は?】
食道がんが疑われる場合は、一般に内視鏡検査を行います。
内視鏡を食道に挿入し、病変を観察します。病変の位置、数、大きさ、広がり、形、色などから進行度がわかります。
また、バリウムを使った検査もありますが、バリウムを飲み込むタイミングや食道がんのできている場所によっては陰になって発見できないことがあります。そのため、バリウム検査で食道がんが見つからなかったとしても、注意が必要です。
(当院ではバリウム検査は行っておりません)
当院での内視鏡検査時に食道がんの疑いが見つかった場合は、入院設備がある協力・提携医療機関をご紹介させていただきます。


【予防方法は?】
がん予防には禁煙、節度のある飲酒、バランスのよい食事、身体活動、適正な体形、感染予防が効果的といわれています。
がんの発生には様々な条件、過程がありますので、がん予防の特効薬はありませんが、日々の心がけで、がんのリスクを減らすことは可能です。


【最後に】
当院で内視鏡検査が可能です。
早期発見の為に、なにか気になる症状がある場合は早めにご相談ください。

 

2022.08.20更新

9月19日(月)・23日(金)は祭日の為、休診とさせていただきます。

患者様には大変ご迷惑をおかけ致しますが、ご了承下さいますようお願い致します。

2022.08.13更新

【脱水症について】


●脱水症とは?

 体内の【水分】が足りない状態のことを言います。体に含まれる水分を体液といい、体液は体の60%を占める水分とミネラル(電解質)、タンパク質などで構成され、生命維持に関わるさまざまな役割を果たしています。

●なぜ脱水症になるのか?

 人は汗をかくことで体温調節をします。汗のもとである水分、ナトリウム、カリウムなどの電解質が不足すると体温が下がりにくくなり、発熱の状態が続き脱水症に陥りやすくなります。電解質は神経、筋肉、心筋の収縮に関わるため、大量に失われると脱力感、手先のしびれ、不整脈などが生じることがあります。また、発汗だけではなく嘔吐や下痢も電解質を大量に失う原因となるため注意が必要です。
 脱水症の種類は水分、ナトリウム(塩)の損失に関係して、大きく2つに分けられます。

① 低張性脱水
水分と一緒に血液中のナトリウムが不足してしまう状態。長時間のスポーツなど、発汗をともなう際に発症しやすい。
② 高張性脱水
体内の水分だけが不足している状態のことで、発熱・激しい口渇状態、意識の混濁なども起こすことがあります。自分で水分補給ができない乳幼児、高齢者が発症しやすい症状です。

●脱水症の症状は?
 
 <Ⅰ度軽症>

  症状:めまい、立ち眩み、筋肉痛、こむら返り、大量の汗、手足のしびれ、意識障害・発熱はなし
  対処:涼しい場所へ移動し、体の表面を冷やしながら安静にする。水分と塩分補給を行う。

 <Ⅱ度中等症>

  症状:頭痛、吐き気・嘔吐、倦怠感・疲れ、体に力が入らない、集中力や判断力の低下、発汗、体温が正常値~40度未満、感染症のような症状が出る場合がある
  対処:涼しい場所へ移動し、体を冷やして安静にする。十分な水分と塩分補給をする。自力で水分補給ができない場合や、症状に改善が見られない場合は医療機関に受診が必要となる。

 <Ⅲ度重症>

  症状:Ⅱ度の症状に加え意識障害、けいれん、まっすぐ歩けないなどの運動障害、高体温、肝臓・腎臓の障害、発汗の停止
  対処:涼しい場所へ移動し、体の表面と体内を冷やしながら呼吸管理する。救急車を要請。入院が必要となる。

●脱水症のサインは?

 ①握手してみる
  →手足の血流が悪くなり、手が冷たくなる。
②舌を見る
→脱水症になると口の中の唾液が減るため、舌の表面が乾いてきます。
③ 皮膚をつまんでみる
→皮膚にはたくさんの水分が含まれています。脱水症になると水分が減り、弾力性もなくなるため、皮膚がつままれた形から3秒以上戻らなかった場合は注意。(2秒以内に戻ればOK)
④ 親指の爪の先を押してみる
→指先の血管は細く、変化が出やすいため赤みが戻るのが遅ければ注意。(2秒以内に戻ればOK)

 ちょっとでもおかしいなと感じたらチェックしてみましょう。

●脱水症の予防は?

一般成人の場合、食事も含めて少なくとも一日2.5L以上の水分補給をする必要があると言われています。しかし高齢者の場合、飲み物だけで補うのは難しく、水分量の多い食事を心がけるのも重要です。


●経口補水液とスポーツドリンクの違いは?
 
 経口補水液は一般的なスポーツドリンクよりも電解質濃度が高く、糖濃度は低くなっています。そのため、通常の水分補給であればスポーツドリンクでも十分ですが、下痢・嘔吐・発熱・激しい発汗・食事や水分摂取量の低下などによる脱水症には経口補水液が適しています。
 経口補水液は作ることもできますが、作ったその日に飲み切るようにしましょう。いざという時にすぐ対処できるように市販のものをストックしておくことをおすすめします。


脱水症は発見が遅れてしまうと熱中症だけでなく、脳や心臓の血管に血栓が詰まり、脳梗塞や心筋梗塞など重篤な病気への引き金になりかねません。特に夏は汗をかくことも多いため、こまめに水分補給を心がけましょう。

2022.08.12更新

8月13日(土)関東地方で台風の予報が出ております。

台風の影響により開錠時間・診察開始時間が遅れてしまう可能性がございます。

誠に恐れ入りますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

2022.07.29更新

【睡眠時無呼吸症候群について】


Q.  睡眠時無呼吸症候群とは何ですか

A.  睡眠時無呼吸症候群とは、眠っている間に何度も呼吸が止まってしまったり、浅くなったりして体の低酸素状態が発生する病気です。
日本での潜在的な患者数は約200万人以上と推定されていますが、実際に治療している人は、その約2割程度です。これは睡眠中に起こるため、病気の存在に気づきにくいことが原因と考えられます。
しかし、重症のまま放置していると、命に関わることもあります。低酸素状態が続くことで、心臓や血管に大きな負担がかかるため、「心筋梗塞」や「脳梗塞」、「高血圧」、「不整脈」などが起こりやすくなります。
また、低酸素状態と睡眠不足の影響で、体に過度なストレスが加わると、糖の代謝にかかわる「インスリン」などホルモンの働きが悪くなり、「糖尿病」や「脂質異常症」を招くこともあります。

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Q.  どんな症状がありますか

A. ①周囲の人からいびきを指摘される
  ②夜間の睡眠時によく目が覚める・息苦しくなって目が覚めてしまう
  ③朝起きた時の頭痛や体の怠さ
  ④日中の眠気
  ⑤集中力の低下
  ⑥口やのどの渇き
  ⑦居眠り
  ……などの症状が挙げられます

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Q. どうして睡眠時無呼吸症候群になるのですか

A. 睡眠時無呼吸症候群は口や鼻から肺の入り口である声帯に至る空気の通り道が細くなるために発生する閉塞型、呼吸を調整する脳の動きが低下するために発生する中枢型、これら両方が関係する混合型に分けることが出来ますが、閉塞型が多くを占めています。
閉塞型の睡眠時無呼吸症候群の原因のひとつは肥満があげられます。睡眠中には喉の緊張が緩むため、正常な人でも空気の通り道が細くなりますが、呼吸が止まるまでには至りません。しかし、肥満の人では、喉に脂肪が多くついているために空気の通りが悪くなるのです。肥満ではない方でも顎の骨格や喉の奥の形や扁桃腺や口蓋垂が大きいなどによっては空気の通りが悪くなりやすく、無呼吸の原因となります。また飲酒や睡眠剤の内服は、喉の緊張を緩める作用があり、無呼吸を増加させる可能性があります。

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Q. 睡眠時無呼吸症候群を調べるにはどうしたらいいのですか

A.   終夜睡眠ポリグラフィー検査というものがあります。睡眠の精密検査で、呼吸が止まったり、浅くなったりする回数(無呼吸低呼吸指数;AHI)が1時間に5回以上に増加すると睡眠時無呼吸症候群と診断されます。一般的には、この回数が20回以上に増えた場合に、鼻マスクによる持続陽圧呼吸療法の適応になると考えられています。この基準はAHI20回以上の患者さんの寿命が、20回未満の患者さんよりも短いことなどから決められており、睡眠呼吸障害研究会によるガイドラインにも記載されています。

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Q.  治療の方法はどんなものがありますか

A.   重症度に応じて、装具や装置を用いて気道を確保する睡眠時無呼吸症候群の治療は、重症度に応じて適切な治療法が選択されます。
軽症から中等症の場合には、主に「マウスピース」が用いられます。睡眠中に装着することで、気道を確保します。中等症から重症の場合は、主に「CPAP(経鼻的持続陽圧呼吸)療法」が行われます。この治療の長期効果と安全性は十分な検証がなされ、現時点で主たる治療法となっています。他にも気道を拡げる外科的治療はあります。その適応は、術後の再発もあるため、十分な術前評価が必要です。

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Q. CPAP治療方法とはなんですか

A. CPAP療法とは睡眠中、鼻に装着したマスクから適切な圧力をかけた空気を送り込み、気道を確実に広げる治療法です。CPAP療法を始めた多くの患者さんがよく眠れるようになったなど効果を実感しています。ただ、たまに装置が気になって眠れないなど、継続が困難な患者さんもいます。その場合には、マウスピースによる治療などに変更したりすることもあります。
CPAP療法には高い効果がありますが、気道の塞がりを根本から治すものではありません。外来通院による治療継続が必要となります。
また、CPAP療法では鼻から空気を送り込むので、鼻炎や副鼻腔炎など鼻の通りを悪くする病気があると、十分な効果が得られません。この場合は、耳鼻咽喉科で鼻の治療を受けます。

 

睡眠時無呼吸症候群の治療や検査は当院で行なっています。家族からいびきを心配されていて困っていたり、日中の眠気や居眠りに悩まされている方も多いのではないのでしょうか。ふだんから寝不足気味だからと思っていたら検査をしてみた結果、睡眠時無呼吸症候群だったという可能性は大いにあります。
少しでも気になることがあれば是非当院の医師にご相談下さい。

 

 

2022.07.25更新

8月11日(木)は祭日の為、休診とさせていただきます。

患者様には大変ご迷惑をおかけ致しますが、ご了承下さいますようお願い致します。

2022.07.15更新

【慢性便秘症について】

-----便秘とは-----

高齢化や生活習慣の変化により「便秘」を訴える方は非常に増加しています。
日本のガイドラインでは【本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態】と定義されています。
つまり通常大腸内には生理的に残留している便があり、生理的範囲を超える便が貯留しないようにしているのが正常な排便で、過度の便が貯留していなければ排便がなくても異常ではありません。
一律に排便回数や排便量で決めるものではないのです。
そして腹部膨満感や腹痛、排便困難感や肛門のつまり感等が出現し治療を要するのが「便秘症」です。

お通じの不調…排便時はどんな状態ですか?
あまりお通じがなかったりお通じがすっきりしないと悩んでいる方、排便時の状態(下記①~⑤)をチェックしましょう。

① 排便回数の減少
② 排便時にいきみ
③ 下腹部の痛み・不快感
④ 便がかたい
⑤ 不快感

便秘は通常、3日以上排便がない状態、または毎日排便があっても残便感がある状態のことをいい症状は多岐にわたります。


----ー便秘の種類-----

便秘は急におこる「急性便秘」と継続して発症している「慢性便秘」に分類されます。
さらに原因別で、
腸に原因がなく腸の働きの低下などで発症する「機能性便秘」、
過敏性腸症候群(IBS)による「IBS便秘型」、
他の病気の影響による「症候性便秘」、
飲んでいるお薬の影響による「薬剤性便秘」、
そして腸自体の影響による「器質性便秘」に分類されます。


-----原因-----

便意を無視する習慣
下剤や浣腸の乱用
ストレス
などさまざまな原因によっておこります。


-----慢性便秘の診断-----

まず問診で患者さんに排便の状態などをお伺いします。
日々の排便の状態を伝えられるようにしておきましょう。

他の病気が原因で便秘となっている可能性がないかを確かめるために、下記検査を行う場合があります。

● 血液検査
● 腹部X線検査
● 腹部超音波検査
● 尿検査
● 大腸内視鏡検査

便秘症を引き起こす最も重要な病気は大腸がんです。
よって、大腸カメラを受けたことがない方にはまず大腸カメラを行い、がんや大きなポリープが無いかなどを確認します。

当院では大腸カメラを受けていただく際、ストレスを少なく検査を受けて頂けるように鎮静剤を使用して眠っていただいたり、
お腹の手術後などの影響で検査中に痛みが伴ってしまう場合には鎮痛剤を使用し痛みを軽減するといった工夫をしておりますので、安心して検査を受けて頂けます。

また、大腸のどこに便が貯まっているかで便秘のタイプが分かれ、治療方針もタイプごとに異なりますので、
腹部レントゲンを撮影し大腸のどこに便が貯留しているかを見極めるのも大事な検査方法であります。
診察時に内服薬を確認して薬の副作用による便秘の除外とともに、他にかかっている疾患の便秘への影響を評価することも重要です。


-----治療-----

慢性便秘症診療ガイドラインには、治療法として大きく二つ挙げられています。
「保存的治療」と「外科的治療」がありますが当院では「保存的治療」を行っています。
具体的には生活習慣や食習慣の改善、薬物療法などです。

ここ数年で便秘の新しい薬が販売されさまざまな機序で便秘治療が行われています。
市販薬でも便秘の薬は手に入りますが、刺激性下剤という種類が多く連用することにより薬剤の耐性が出てきてしまいます。
それにより効果が減弱し十分な効果が得られなくなるケースも少なくありません。
このような場合には各々の便秘の病態を解析して、個々に適した治療を選択し直すことが必要です。

便秘で苦しんでおられる方の多くは、便回数の減少もさることながらお腹の張りや排便後の残便感を訴えられています。
外来で症状の改善をしっかり聞きながら、薬の量の調節や薬の追加、変更をこまめにするよう診療させていただきます。

少しでもご不安な事がございましたらまずは診察にお越しくださいませ。

2022.07.08更新

新型コロナウイルスワクチン4回目接種の予約を開始しております。(8月中旬頃まで)

接種については、3回目接種の完了から5か月以上経過し、且つお手元に4回目の接種券・予診票が届いている以下の方が対象となります。

尚、江戸川区の自治体で基礎疾患のある方の把握が困難で、3回目接種から5ヶ月以上経過した18歳以上の方全員に接種券が送付されているようですが、基礎疾患にあてはまらない方は、まだ接種できないので、ご了承下さい。

【接種対象者】

60歳以上の方

18歳以上60歳未満の方で基礎疾患を有する方(*注意事項あり)

※予約の際に接種可能日の確認が必要となります。

お手元に接種券をご用意の上、ご連絡くださいますようご協力お願いいたします。

 

*18歳以上60歳未満の方で基礎疾患を有する方で、当院かかりつけ(定期的に通院)でない方は、基礎疾患を証明するもの(お薬手帳か他院の検査結果(時系列)など)がないと、接種できないので、お電話での予約はできず、来院での予約になります。

忘れずに

①接種券

②基礎疾患を証明するもの(お薬手帳や他院の検査結果(時系列))

③身分証

をお持ち下さい。基礎疾患にあてはまらない方は、予約が出来ずお断りする場合もございますので、ご了承下さい。

 

2022.07.05更新

7月6日(水)朝、関東地方で台風の予報が出ております。

台風の影響により開錠時間・診察開始時間が遅れてしまう可能性がございます。

誠に恐れ入りますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

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