仁クリブログ

2021.10.31更新

予防接種について、よくある質問をまとめてみました。


Q  予防接種ってそもそも何の意味があるのですか?

A 予防接種は、自分が病気にかかりにくくなるように免疫をつけるために、ワクチンを接種することをいいます。社会全体、身近なところでは学校や会社でインフルエンザや水ぼうそうといった病気の流行を防ぐ意味があります。
 また、病気に罹っても重症化しにくくなり、軽症で済むという効果もあるのです。予防接種をする上で理解して欲しいのは「ワクチン接種をしたら100%その病気にかからない訳ではない」ということです。ポリオ、ジフテリアなど過去には命に関わり、障害の原因となっていた重い感染症も、予防接種を受けることで流行しなくなりました。
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Q どの病気の予防接種を受けたらいいのですか?

A 実はワクチンの中でも分類があります。今一番接種した方が良いのは新型コロナワクチンですが、とても重要な誰もが受けるべき予防接種があるんです。
 それらは「A類疾病」と呼ばれ分類されています。A類疾病は自分の住んでいる市町村で接種する場合、公費で接種が出来ます。
 それらともう一つ「B類疾病」と分類されるものです。こちらには皆さんがよく打つものが含まれています。B類は費用の一部に公費負担がある場合があります。
季節性インフルエンザ・高齢者の肺炎球菌感染症がこれにあたります。
予防接種法に基づく「定期接種」以外のワクチンもこちらに含まれています。
 予防接種法に基づく定期接種以外にも、様々な状況に応じて、ワクチンを接種することができます。これは「任意接種」と呼ばれています。
・個人が感染症にかかったり、重症になるのを防ぐための予防接種
(例:季節性インフルエンザワクチン、流行性耳下腺炎)
・海外渡航の際に渡航先によっては、接種することが望ましい予防接種
・定期接種を受けそびれたり、受ける機会がなかった方が、対象年齢以外で受ける予防接種
 ※流行を防ぐために、行政から受けることを推奨している場合もあります。
・免疫の弱い方に接する機会がある方などが、周囲の方の感染を防ぐために受ける予防接種などがあります。
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Q 予防接種のタイミングはいつですか?

A 予防接種は、赤ちゃんがお母さんから受け継いだ免疫が薄れてくる時期、病気にかかりやすい年齢や重症化しやすい年齢などに応じて接種する必要があります。
 予防接種法に基づく定期接種は、病気ごとに定められた接種期間があるので、適切な期間内に忘れないように接種することが重要です。
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Qそれでは今、流行していない病気のワクチン接種は要らないのではないですか?

A いいえ、そうではありません。定期接種(A類疾病)の対象となっている病気は、皆さんが予防接種を受け免疫を持っているからこそ、感染者が少なく、感染が起こったとしても流行しない状態になっています。
 ですが海外には、日本では流行していない病気が流行している国があります。そのため、海外で病気に感染してしまったり、海外からの来訪者から病気をもらってしまうこともあります。もし、予防接種を受けないと、重い感染症が日本国内で再び流行してしまいます。身近にその病気がないとしても、予防接種によりひとりひとりが病気に対する免疫を持つことが必要です。 
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Q 予防接種を受ける前や受けた後には何に気をつければよいの?

A ☆予防接種を受ける前
 自分や子供が受けるべきワクチンの種類や時期を確認してください。接種するワクチンのメリットや副反応について接種医などと相談し、よく理解し接種を検討してください。予防接種は体調が良いときに受けるのが原則です。いつもと様子が異なる、何となく調子が悪いという時は、受けることができるかどうかを、必ず接種医に相談しましょう。 そのための厚生労働省のガイドラインもあります。採血の時に気分が悪くなったことがある人は、ベッドに横になって接種することで、気分が悪くなることを防ぐことができます。
☆予防接種を受けた後
 予防接種後はしばらくの間、接種した病院にいて、何も体調に変わりが無いことを確認してから帰宅しましょう。まれに接種直後に副反応が起きることがあり、病院内にいればすぐに対応できるからです。
アレルギー反応(アナフィラキシ-): 病院内にいればすぐに治療を受けられます。
・顔色が悪くなり、脈が遅くなって、血圧が下がり、時に気を失って倒れる(血管迷走神経反射):横になって寝ていると回復します。特に極度に緊張していたり、疲れている時など、痛みや不安などによって起こりやすいので、注意しましょう。  
 ワクチンを接種した後に、なにか気になる症状があった場合は、まずは接種した病院の医師にご相談ください。
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Q ワクチンにはどのくらい効果があるの?

A ワクチンを接種することにより、多くの方は免疫を獲得できます。ただし、ワクチンの種類によって効果が得られる割合は異なります。またワクチンの種類によって、獲得した免疫が薄れていくまでの期間は異なります。
※例えば、・麻しんワクチンや風しんワクチン:1歳以上で2回接種することにより、殆どの方に免疫がつき、麻しんや風しんの感染から守られます。
・インフルエンザワクチン: 個人ごとにみると、ワクチンを接種してもインフルエンザにかかることはありますが、社会全体で見ると、ワクチンの接種によって発病や重症化の確率が抑えられ、ワクチンの接種にはメリットがあることが知られています。
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Q ワクチンによる副反応の心配はないの?

A ワクチンの接種により、副反応が起きることがありますが、多くは発熱したり、注射した部分が腫れるといった、比較的軽く短期間で治るものです。ごくまれに、重いアレルギーなど、重症の副反応が起きることがあります。 
 日本では、ワクチンの安全性を確認するため、ワクチン接種後に生じた症状について継続的に情報収集を行っています。また、収集した情報について、国の審議会で報告し、定期接種として広く接種していただく上で安全性に問題が無いかを専門家が評価しています。
 なお、万が一、定期接種のワクチンにより健康被害が生じた場合に備え、健康被害救済制度を設けられています。
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★最後に
ここまでお読みいただきありがとうございました。読んでみて当院で予防接種をしようと思っていただけたら嬉しいです。少しでも不安があれば是非、当院の医師にご相談ください。担当した医師が丁寧にご説明させていただきます。
尚、新型コロナウィルスワクチンの予約は終了しております。
 

 

2021.10.19更新

新型コロナワクチンのご予約ですが、10月24日(日)をもって、1回目接種の予約を終了とさせていただきます。

まだ1回目を接種していない方は、お早めに予約をとる事をおすすめします。

 

ご理解の程、よろしくお願いいたします。

 

2021.10.12更新

高齢者の江戸川区健診(長寿健診 75歳~・国保健診 65歳~74歳)の期限が10月末までとなっております。

健診を受けられていない方は、10月末までに受けられるようお願いします。

尚、健診は完全予約制となっておりますので、電話で予約を必ずとるようにお願い致します。

2021.10.08更新

10月8日(火)午後の診療ですが、急遽、小林院長ではなく、代診医師(関田 祥久先生)の診療となります。

患者様には大変ご迷惑をおかけ致しますが、ご了承下さいますようお願い致します。

2021.10.01更新

コロナウイルス予防接種の予約について

新型コロナウイルスワクチン接種の予約受付を再開いたします。

接種ご希望の方はお電話にてお問い合わせください。

ワクチン入荷量が少ないため、予約が埋まり次第、受付中止とさせていただきます。

また、お問い合わせ状況によりお電話がつながりにくくなる可能性がございます。

予めご了承ください。

2021.09.30更新

10月1日よりインフルエンザワクチンの接種を開始しております。

 

【価格】

1回 3,300円(税込)

※熟年者インフルエンザ接種予診票をお持ちの方は2,500円でお受けいただけます。用紙を忘れずにお持ちください。

 

・インフルエンザワクチンは予約制ではございませんので、その日の在庫状況により接種可能となります。

・妊婦の方は産婦人科の医師に確認、相談をお願いいたします。

 授乳中の方に関してですが赤ちゃんへの移行については問題ないとされていますが、ご心配の方は同様に産婦人科の医師に確認、相談をしてからの接種をお勧めいたします。

・卵アレルギーの方はワクチンに卵白の成分が微量に含まれているため医師にご相談ください。

・当院では防腐剤フリーのワクチンの取り扱いはございません。

 

※コロナワクチン接種の前後2週間は他のワクチン接種を避けていただく必要があるためご注意ください。

2021.09.27更新

「令和3年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会特別措置法」に基づき、一部祝日・休日が変更となりました。

今年はスポーツの日が移動(7月23日)したため、10月11日(月)は通常通り診療を行います。

そのほか休診日はございません。

よろしくお願い申し上げます。

2021.09.15更新

9月21日(火)・9月22日(水)のご予約を再開致しましたが、

予約枠が全て埋まってしまったため、受付終了致します。

入荷数が少ないため、すぐに終了となってしまい、申し訳ございません。

また予約受付を再開する際は、お知らせ致します。

2021.09.10更新

★脂質異常症(高脂血症)★

Q脂質異常症とは何ですか?
A脂質異常症は血液中の中性脂肪(トリグリセライド)や、LDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)が基準より高い、またはHDLコレステロール(いわゆる善玉コレステロール)が基準より低い状態のことをいいます。以前は高脂血症と呼ばれていました。

Qどのような症状がありますか?
A脂質異常症から起こる自覚症状はほぼ皆無で、ほとんどの場合は定期検診などで数値の異常を指摘されて初めて判明します。脂質異常症からの動脈硬化が「沈黙の病気」といわれるのはそのためです。脂質異常症には他の病気に付随して発症する続発性のものがあり、例えば
・甲状腺機能低下症
・副腎皮質ホルモンの分泌異常
・糖尿病
・腎臓病
・肝臓病
などが挙げられます。このような病気に伴って発症する場合には、各病気の症状がきっかけとなって判明するケースもあります。

Q原因は何ですか?
A脂質異常の状態になる原因としては、遺伝的な要素、過食、脂肪の多い食生活、運動不足、ストレスなどが関係しています。特に近年、国内で脂質異常症の患者が増えた背景には、食の欧米化が進んで動物性脂肪の多い食事が増えたこと、車の普及などによって慢性的な運動不足の状態にあることなどが関わっているといわれています。コレステロール値が高くなる原因としては脂肪の多い肉や卵、乳脂肪分の多いバター、チーズ、即席麺などの食べ過ぎが挙げられます。中性脂肪値が上がる原因となるのは、果物や甘いお菓子の食べ過ぎ、お酒の飲み過ぎなどです。またタバコを吸うと善玉コレステロール値が低くなり、脂質異常の状態になりやすいことも判明しています。さらに運動を怠ると体内で消費されるエネルギーが減り、ますます脂質の代謝が悪化してしまいます。大半の脂質異常症は成人以降の食生活、運動不足、体重増加などが原因となって起こるといわれています。


Q放っておくとどうなりますか?
Aコレステロール値に異常がある(特にLDLコレステロール値が高い)と、動脈硬化が進み、脳梗塞、心筋梗塞など血管系の病気が起きやすくなります。中性脂肪値が高いと急性膵炎を起こすこともあります。家族性高コレステロール血症では皮膚やアキレス腱等に黄色腫が発見することもあります。
・脳梗塞、脳出血
・心筋梗塞、狭心症
・大動脈瘤、大動脈解離
・閉塞性動脈硬化症
・腎臓障害

Q検査はどのように行いますか?
A脂質異常症の診断は血液検査で行います。脂質異常症の程度が強い場合には、それが分かった段階で心臓の異常がないか、動脈硬化が進んでいないかなどを、心電図や心臓超音波(エコー)検査、頚動脈超音波(エコー)検査などで確認します。
当院では予約にて超音波(エコー)検査を行っております。
また高脂血症がある方は、高血圧や糖尿病、高尿酸血症を合併しやすいので、こちらの精査も行います。

Qどのような予防法がありますか?
Aまずは食事や運動を含んだライフスタイルの改善を行いましょう。
・禁煙する
・食生活を見直す
・運動量を見直す
・適正体重に近づけると同時に内臓脂肪を減らす

2020年厚生労働省より、脂質異常症がある場合には重症化を防ぐためにコレステロール摂取量を1日200mg未満に抑えることが望ましいと発表されました。動物性脂肪の代わりに魚や植物性の油を多く摂ること、コレステロールの吸収を抑える食物繊維を多く摂ること、マーガリンなどに含まれるトランス脂肪酸の過剰摂取を避けること、アルコールを控えめにすることなどです。また1日30分以上の有酸素運動を取り入れることも推奨されます。ウォーキング、水泳、サイクリングなどです。
有酸素運動は15分以上続けると効率よく脂肪が燃えだすため、1回15分以上行うのが望ましいです。
日常生活で運動をする時間をつくるのが難しい場合は、現在の生活パターンを変えずにできる運動が一番現実的です。
たとえば、通勤時に「バス停一つ分歩く」「自転車で行くのを徒歩にする」「エレベーターやエスカレーターを使わず、階段を使ってみる」などです。雨の日は無理をせず、最低週3回以上を目標にするのが続けやすいポイントかもしれません。

おわりに
増え続ける脂質異常症はやっかいな病気です。最初は数値の異常でしかないのですが、症状のないうちに全身の動脈がむしばまれ、動脈硬化が進むからです。
その動脈硬化の進行具合は体質や日々の生活習慣が関係し、人によってさまざまです。症状がないから大丈夫ではないのです。
遺伝を含めた自分の体質や、生活習慣、現在治療中の病気などをひっくるめて、動脈硬化を起こさずに若い血管のままで元気に生活するにはどうしたらいいのか、じっくり自分に向き合って考えてみてください。
自分に合った予防法が、少し見えてくるのではないのでしょうか。
脂質異常症は、動脈硬化を起こす一番大きな原因ですが、一人ひとりが、自分にとって必要な予防法を実践すれば防げるものです。症状がないうちから始め、生 涯続けられるよう、まずは生活習慣の工夫から始めてみてください。
当院で受診、治療が可能です。
管理栄養師による指導も実施してすのでお気軽にお問合せ下さいませ。

2021.09.06更新

人間ドックキャンペーンとして、特別価格で内視鏡検査が受けられるキャンペーンを9月16日(木)~10月15日(金)の期間限定で行います。

対象となる検査は内視鏡検査を含む5コース(胃内視鏡ドック、胃内視鏡ドックプラス、胃内視鏡シンプル検査、大腸内視鏡シンプル検査、胃・大腸内視鏡シンプル検査)です。

価格やコース内容、ご予約につきましては、当院までお気軽にお問い合わせください。

ぜひこの機会に内視鏡検査を受けましょう!

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仁愛堂クリニック 診療時間 TEL:0120-905-728 お電話でのお問い合わせはこちら 内視鏡検査専用TEL:0120-905-728
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